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マホームズ対策のため、兄に助言を仰ぐ49ersDEボサ

2020年01月24日(金) 23:30


サンフランシスコ・49ersのニック・ボサ【AP Photo/Tony Avelar】

現地2月2日(日)はディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサにとって初めてずくめの夜となる。1年目の彼にとって初めてのスーパーボウルであり、生まれ育った南フロリダでのプロ初の試合だ。さらにはMVPとして君臨するパトリック・マホームズと初めて向かい合うこととなる。

だが、マホームズにとっては第54回スーパーボウルのサンフランシスコ・49ers対カンザスシティ・チーフス戦が“ボサ”との初対戦ではない。

チーフスのクオーターバック(QB)は過去2シーズンでニックの兄、ジョーイ・ボサと3回対戦している。マホームズがこれまで戦ったチームの中で、対戦数がジョーイの所属するロサンゼルス・チャージャーズ(4回)を上回るのはデンバー・ブロンコス(5回)の1チームしかない。

これが全てを物語る。チャージャーズのDEであるジョーイはマホームズのことを熟知しており(逆もまたしかり)、弟のニックによれば、彼は頂上決戦を前に相手のQBについて自分の持つ知恵の全てを分け与えてくれるという。

「ああ、当然さ。話すよ」とニックは23日(木)、マホームズに関する話をジョーイとするかと聞かれ、答えている。「兄は相手についていい情報をたくさん持っている。知っていることは全て教えてもらうことになっていて、それをどう生かすかは俺次第だ」

「モバイルQBを相手にすることになり、俺たちが今まで戦った誰よりも投げるのが得意な相手だ」とニックは述べた。「大事なのは彼をポケットにとどめて、逃げようとした時に逃がさないこと。そして彼のやりにくい状況を作ることだ」

49ersは前回チーフスと対決した2018年9月23日(日)の試合で、地上ではマホームズの足を食い止めることに成功した(アテンプト5回、7ヤード)が、空中では防ぎ切れなかった。マホームズはパスで314ヤードを獲得して3回のタッチダウンを奪い、チーフスを35対7のリードに導くと、最終的に38対27で勝利を収めている。

それから49ersは大きく変わった。何より2019年のドラフトでニックが加わった。オフシーズンにフリーエージェントとドラフトによって再充電されたロバート・サラーのディフェンス陣は今やリーグ全体のトップに位置し、4勝12敗の苦汁をなめた1年後、ロンバルディトロフィーに挑もうとしている。

年間最優秀新人賞レベルの活躍を見せたボサはその躍進に貢献した。サンフランシスコの兄弟たちとそのトロフィーをつかむために、彼はまず実の兄から助言を受けることになる。


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