チーフスはまるでオリンピックのリレーチームだと49ersDCサラー
2020年01月25日(土) 01:11“スピードは必殺”という古い格言は2019年のプレーオフで真実として証明された。サンフランシスコ・49ersとカンザスシティ・チーフスはここまで全ての対戦相手をことごとくぶっちぎってきた。
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、チーフス(時速21.5km)と49ers(時速21.4km)のボールキャリアたちは今シーズンのオフェンシブプレーの平均トップスピードで1位と2位を独占している(NFL平均は時速20.9km)。
しかし、その構成はそれぞれ大きく異なっている。
49ersで数字を伸ばしているのはランニングバック(RB)たちだ。ラヒーム・モスタート、マット・ブリーダ、テビン・コールマンがいずれも今シーズンのチーム内で上位のトップスピードを記録している。
一方、チーフスではタイリーク・ヒル、サミー・ワトキンス、メコール・ハードマンのワイドレシーバー(WR)トリオがディフェンダーを振り切った。
「非常に爆発的だ」と49ersの守備コーディネーター(DC)ロバート・サラーは『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイ・エリア)』に語った。「マホームズはさらに良くなった。それは彼らの全ポジションについて言える。まるでオリンピックのリレーチームでロースターを組み立て、それを全員フィールドに投入したかのようだ。彼らがルートを走れないとか、キャッチができないという意味ではない。彼らはそれもできるんだからね」
「特別なグループだよ。だからここまで到達した」
深いショットをいつでも繰り出そうというパトリック・マホームズの意欲は、他のどのチームよりもアウトサイドでそのスピードを生かすことができる。急降下爆撃によって、彼らはまばたきする間にどんな状況でもひっくり返してしまう。
いまだかつて見たことがないオフェンスのスピードを相手に、第54回スーパーボウルで自分たちのディフェンスがどんなチャレンジに直面するのかをサラーは知っている。
「彼らは断トツで最速のチームだ」と彼は述べた。「正直なところ、彼らを別のチームと比べようとするのは正しくない。だが、あれほどのスピードを持っているとなれば、当然ながらディフェンスにストレスがかかる」
加えて中間での対決に強いタイトエンド(TE)トラビス・ケルスまでいるのだから、アンディ・リードのオフェンスが対戦相手のDCたちに悪夢をもたらす理由が分かるだろう。
49ersはチーフスのオフェンスを終始封じ込めることはできないと知りつつ、スーパーボウルを迎えることになるだろう。だが、相手のトップスピードのアドバンテージを最小限に抑えることができたなら、現地2月2日(日)に自らロンバルディトロフィーを掲げる可能性を高めることができる。
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