3人のQBが全員戻るとは予測しないセインツHCペイトン
2020年01月31日(金) 11:23ニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチ(HC)であるショーン・ペイトンは2019年に素晴らしいクオーターバック(QB)ルームを手にするという幸運に恵まれた。
しかし、この一団がそのまま2020年に戻ってくるわけではなさそうだ。
ペイトンHCは現地30日(木)に『Super Bowl Live(スーパーボウル・ライブ)』で「彼ら3人の全員が戻ってくる可能性は、おそらく非常に低いだろう」と話している。
「彼ら3人の全員がそろっているようなシーズンを過ごしたことは、本当にありがたいことだ」
2019年を戦い抜くため、ペイトンHCにはドリュー・ブリーズ、テディ・ブリッジウォーター、テイサム・ヒルの全員が必要だった。ブリーズはチームを代表するベテランとして、ブリッジォーターは6試合にわたる負傷したブリーズの代役として、ヒルは何でもこなす器用なQBとして、それぞれ自分の役割を果たしている。3人の力が相まって、セインツが13勝3敗をマークするに至ったのだ。
ペイトンは現地30日(木)にブリーズの代役としてのブリッジウォーターのプレーをほめたたえ、ヒルがいずれ“NFLで先発QBの座を見つける”だろうと述べた。だが、3人のいずれも2020年の契約はない。
セインツのアクションはブリーズの将来についての決断に対するリアクションから始まる。
ペイトンはブリーズについて「われわれはこのことについて話した。彼が家族と少しの時間を過ごしたいと望んでいたことを私は最も重視している」と語った。
「シーズンが終わったばかりでは、われわれのうちの誰も決断を下そうとはしないと思う。そこから少し時間が必要なんだ。そのうち分かると思っている」
「お金の問題ではない。他のチームの問題でもない。それは完全に、彼がフットボールシーズンに毎日やっていることのために捧げているものや必要なエネルギー、そして、家族にもかかわる犠牲の問題なのだ。そういった情報に基づいて考えても、われわれは彼に戻ってきてほしい。彼は信じられないくらいのハイレベルでプレーし、彼がけがをしたときにはテディ・ブリッジウォーターが代役に入って見事に活躍した。だから、テディはフリーエージェントになるが、フリーエージェント期間の前に時間がとれたのは幸運だった」
ペイトンHCが内なる葛藤に苦しんでいるのは想像に難くない。そして、同じ葛藤をセインツの意思決定集団も抱えているのだろう。今、セインツは岐路に立たされているのだ。
ブリッジウォーターのおかげでセインツはブリーズがいなくてもやっていけることを証明した。だが、ブリッジウォーターがNFLでのスターターの座を望むのも当然のことであり、どこかでそのチャンスをつかむことだろう。
ブリーズの元に戻るのか、それともブリッジウォーターとやっていくのかはセインツ次第であり、それが決まるのはブリーズが再びプレーしたいのかを決断してからになる。多才なアスリートとしてのヒルの未来が決まるのも、ブリーズの状況が決してからだ。だからこそ、われわれも待つしかない。
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