第54回スーパーボウルは両チームともけが人なしの状態で開幕しそうだ。

これまで故障者報告に載っていたサンフランシスコ・49ers、カンザスシティ・チーフスの選手全員が、現地31日（金）の練習にフル参加していた。決戦当日のチェックが必要な者はいない。

49ersでは、週の前半に制限付きだったランニングバック（RB）テビン・コールマン（肩）、ラインバッカー（LB）クワン・アレキサンダー（胸筋）とセーフティ（S）ジャキスキー・タート（肋骨）が全員制限なしでの参加を認められている。

スーパーボウルに向けて最も不安視されていたのは、NFCチャンピオンシップゲームで肩を脱臼したコールマンだった。ヘッドコーチ（HC）のカイル・シャナハンはこの1週間、彼はプレーできる見通しだと一貫して言い続けてきている。練習にフル参加できたことがその自信を後押しした。

「彼はけがを治すために懸命に努力した」とシャナハンは述べた。「問題なしとのゴーサインが出ている。彼も自信を持っている」

けがを治して戻ってきたコールマンがどこまで走れるかは要注目だ。49ersはラヒーム・モスタートとコールマンを使ってプレーオフで対戦相手を蹴散らしてきた。

チーフスの方は、ディフェンシブタックル（DT）クリス・ジョーンズ（ふくらはぎ）、タイトエンド（TE）トラビス・ケルス（膝）、センター（C）オースティン・ライター（手首）とTEデオン・イェルダー（アキレス腱）が3日連続でのフル参加となった。

記憶に残る名勝負となりそうなスーパーボウルに向けて、両陣営は全ての武器を万全の状態で並べ、開始の時を待っている。

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