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勝利は待つ甲斐があったとチーフスHCリード

2020年02月03日(月) 23:29


カンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルスとヘッドコーチ(HC)アンディ・リード【AP Photo/David J. Phillip】

さまざまな意味で、多くの人にとって、これはアンディ・リードのための勝利だった。

ヘッドコーチ(HC)としての輝かしい21シーズンのキャリアにおいて数々の勝利を挙げながらもロンバルディ・トロフィーのセレモニーには不在だったオフェンスのマエストロが、ついに南フロリダでスーパーボウル制覇の栄光を手にした。

すべての勝利の陰にはたくさんの苦難があったわけだが、最終的なスーパーボウルでの勝利は待つ甲斐があっただろうか?

第54回スーパーボウルでカンザスシティ・チーフスがサンフランシスコ・49ersを31対20で下したセレブレーションの海の中で、リードHCは「もちろん、もちろん」と『FOX(フォックス)』のクリス・マイアーズに語った。

「ここにいるこの男(クオーターバック/QBパトリック・マホームズ)を愛しているよ。これまでに来た全員にも、君たち皆を愛している。それがすべてだ。なんと素晴らしいチームだ。最高のコーチたち。あらゆるすべてのことに感謝している」

赤と黄色の紙吹雪がすべて舞い終わった後、チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルスは涙の浮かぶ目でリードHCに感謝を述べている。

「感動だ。感動している。アンディ・リードのことを思ってものすごく気持ちがあふれている。彼のためにリングを取って、カンザスシティにロンバルディを持ち帰るのは他の何にもかえがたい」

レギュラーシーズンに207勝、ポストシーズンに14勝したリードHCは、スーパーボウルタイトルを手にしていないHCの中ではNFL史において最多勝利を記録していた。だが、それももう終わりだ。

フィラデルフィア・イーグルスを5度のNFCチャンピオンシップゲームと1度のスーパーボウルに導いていたリードHCは「大丈夫、大丈夫だよ。心臓が早鐘を打っている。もう年だからね。あまり早くなってもらっては困る」と話した。

ロンバルディ・トロフィーは長い間つかめなかったが、心はそうではなかった。それは最初にお祝いのツイートを送ったチームの一つがイーグルスだったことからも分かる。そのときも今も、共に働いた選手や同僚たちはリードHCを応援し、感謝の心を持ち続けている。


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