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タイタニックを見る気持ちでスーパーボウルを見返す49ersのWRサンダース

2020年02月06日(木) 13:32

サンフランシスコ・49ersのエマニュエル・サンダース【AP Photo/Chris O'Meara】

サンフランシスコ・49ersは第54回スーパーボウルの第4クオーターでカンザスシティ・チーフスに10ポイントの差をつけていた。そして、残り12分の段階でボールを持っていた。しかし、そこから船は沈んでいく。チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズ率いる攻撃陣が3連続タッチダウンを決める中、49ersのオフェンスは答えを見つけられないままだった。

その悪夢は何度もよみがえっている。

『San Jose Mercury News(サンノゼ・マーキュリー・ニュース)』によれば、ワイドレシーバー(WR)エマニュエル・サンダースは「少なくとも5回か6回はスーパーボウルを見た。まるで“タイタニック”みたいな映画を、どうか船が沈まないでくれと願いながら見るのに、何度も沈んでいくような感じだ」と語ったという。

このタイタニックは氷山にぶつかったわけではない。マホームズという壁に衝突したのだ。

ニック・ボサと49ersディフェンス陣は第3クオーターまで見事な働きを見せていた。しかし、マホームズが魔法のようなカムバックを遂げてあっという間にチーフスを優勢にしている。

チーフスが24対20でリードを奪ったとき、49ersはほぼ答えをつかみかけていた。残り1分40秒、第3ダウン残り10ヤードでQBジミー・ガロポロはサンダースに向かって深いパスを投げている。数歩で守備陣を退けたサンダースだったが、ボールはそのリーチを遠く離れたところに落ちた。サンダースはその瞬間を、ロンバルディ・トロフィーの希望が谷底に落ちた瞬間として思い出し続けるのだろう。


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