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交換したジャージをウィリアムスに返したモスタート

2020年02月06日(木) 15:07

サンフランシスコ・49ersのラヒーム・モスタート【AP Photo/Charlie Riedel】

第54回スーパーボウルでカンザスシティ・チーフスがサンフランシスコ・49ersに勝利してほどなく、両者はハードロック・スタジアムのトンネルで出会った。

逆転の第4クオーターにトータル133ヤード、タッチダウン2回を記録したチーフスのランニングバック(RB)デイミエン・ウィリアムスは、元チームメイトである49ersのRBラヒーム・モスタートと行き合い、抱擁を交わしている。

励ましや祝い、お互いの前途を祈る言葉をやりとりした後、ウィリアムスは2015年にマイアミ・ドルフィンズでお互いドラフト外選手として時を共にしたモスタートにジャージ交換を持ちかけた。

「“これを俺たちの旅の終わりにはしないぞ” デイミエン・ウィリアムスが最大の舞台でプレーした後に同じくドラフト外RBのラヒーム・モスタートとジャージを交換」

こういったものの交換はレギュラーシーズンの試合後にお互いに敬意を払う者たちの間でよく見られる伝統だ。しかし、人生を変えるようなスーパーボウルでの勝利の後は、普段とはまったく違う。結局のところ、このビッグゲームで着用していたものはすべて、自動的に記念品になり、着ていた者にとって特別になる。

ウィリアムスは現地月曜日に“Jimmy Kimmel Live(ジミー・キンメル・ライブ)”で、試合後に母親からジャージがどこにいったのかと尋ねられたと明かしている。キンメルはそれに対し、ウィリアムスのジャージは今、モスタートのものよりずっと価値があるのではないかとジョークで返した。

ともあれ、チーフスRBのジャージがどこにあるかについて、ママ・ウィリアムスに心配する必要がない。今、シャツはカンザスシティへの帰路にあるからだ。

「eBayに出そうかとマジで考えていたけれど、これはお前のものさ! お前がやり遂げたんだ。何世代も引き継いでくれ! ブラザー、お前が誇らしいよ! 愛を込めて」

唯一残る疑問はウィリアムスがモスタートにシャツを返したかだ。もしくは、勝者がすべての戦利品を手にしたのだろうか?


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