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RBカーソンを負傷させたカウボーイズDTヒルのふるまいに怒り心頭のシーホークスHC

2020年09月29日(火) 10:07

シアトル・シーホークスのクリス・カーソン【AP Photo/Elaine Thompson】

シアトル・シーホークスは現地27日(日)に2度目のエキサイティングで印象的な勝利を飾ったが、それには代償があった。

シーホークスはランニングバック(RB)クリス・カーソンを膝の負傷で失っており、ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルは月曜日にこのけががI度の捻挫だったと明かしている。第4クオーターの終盤、ダラス・カウボーイズのディフェンシブタックル(DT)トリステン・ヒルが後ろからカーソンの足に組みつき、倒れたカーソンの足の上を背中から転がった。これでカーソンが負傷したことによって、ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルとその選手たちは怒り心頭だ。

『ESPN 710』によれば、キャロルHCは「あれは本当に不愉快だ。彼はひどく彼を痛めつけた」と語ったという。

シーホークスのラインバッカー(LB)K.J.ライトは『Twitter(ツイッター)』でこのプレーに対する怒りの声を上げて“明らかに意図的”と述べ、ヒルに厳罰を求めた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、ヒルには罰金が科される見込みである一方、出場停止処分はない見込みだと報じている。

キャロルHCは、カーソンの膝の状態については今週を通じて観察する必要があると話した。

セーフティ(S)ジャマール・アダムスも日曜日の試合を鼠径(そけい)部の負傷で離脱しており、キャロルHCはこちらも最も軽いI度の捻挫だとした。キャロルHCはこのけがを日ごとの観察下に置くとしている。

「12番の皆、俺は大丈夫さ! 皆の応援に感謝! ラブ」

勝利は手にしたものの、試合後半のシーホークスには明らかにアダムス不在の影響が出ていた。すでに負傷によってDBクイントン・ダンバー、ネイコ・ソープ、デラノ・ヒルらに影響が出ているシーホークスのセカンダリーは手薄になっている。アダムスの存在がこれらの穴をうまく補っており、今後数日のアダムスの状況が重要になってくるだろう。

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