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シーズンを終えてQBブリーズの決断を待ち始めたセインツ

2021年01月18日(月) 16:10


ニューオーリンズ・セインツのドリュー・ブリーズ【AP Photo/Brynn Anderson】

クオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズはNFLで最後の試合を終えたのかもしれない。

ブリーズとニューオーリンズ・セインツは現地17日(日)に地元で行われたディビジョナルラウンドの試合でタンパベイ・バッカニアーズに30対20で敗れ、高みに達すると期待されたシーズンをスーパーボウルの3週間手前で終えた。

殿堂入りが確実なQB2人が対決したこの試合で、ブリーズは経験豊富な伝説的なパサーというよりは年老いた選手のように見え、パス34回中19回成功、134ヤード、タッチダウン1回、インターセプト3回という成績にとどまった。38.1というパサーレーティングは、多くの目がすでに見てきたストーリー、すなわち、ブリーズに年齢が加わったさまを、重要な試合で改めて明らかにしている。

ブリーズの2つの大きなミスが、接戦でセインツの運命を決定づけた。23対20でバッカニアーズを追いかけていた際、ブリーズはランニングバック(RB)アルビン・カマーラにパスを投じたが、これはラインバッカー(LB)デビン・ホワイトにインターセプトされ、トム・ブレイディのラッシングスコアにつながっている。

10ポイント差に直面してダウンフィールドにボールを動かす必要性があることに疑念の余地がなくなったとき、ブリーズにはそれが実現できなかった。ターゲットに2度届かなかった後、ブリーズが投じたパスは17.5ヤード先のジャレッド・クックへと向かったものの、バッカニアーズのディフェンシブバック(DB)マイク・エドワーズによって弾かれ、インターセプトされてしまった。

ブリーズはインターセプトに触れて「多分、投げるべきじゃなかったパスが2つあった。結局、それがこの試合を決定づけた」と話している。

2020年シーズンはブリーズとセインツにとって悲しい終わりを迎えた。テレビカメラはシーズンの終わりが――そして、もしかしたらキャリアの終わりが――確定したとき、感情の波がかすかにうかがえる目をブリーズがこする様子を捉えている。

ブリーズは2020年に20年目のシーズンに戻ってきたことについて「それを決して後悔したりしない。絶対にだ」とコメントした。

「不満もない。後悔もない。僕はいつも最高の敬意と畏敬の念をもってこのゲームをプレーしようと努力してきた。そして、このゲームが自分に与えてくれたすべてのものに感謝している。信じられないほどの思い出が本当にたくさんある。このゲームをプレーした結果として結んできたたくさんの素晴らしい関係があって、自分自身について多くのことを見つけ、このゲームをプレーするときにたくさんのことを通して戦ってきた」

「そして、今季はたぶん、これまでの自分のキャリアのどのシーズンにもなかったようなことを通して戦わなければならなかった。けがやCOVID関連でとにかくクレイジーだった環境があり、すべての瞬間に価値があった。間違いなくね」

ヘッドコーチ(HC)のショーン・ペイトンはブリーズの引退の可能性について「その話は別の記者会見で扱うことだろう。私がドリューに代わって話すこともできない。当然、今夜はあなたの質問を考えて過ごすだろう。彼はこのチームにとって、この街にとってとても大きな存在で、そのことを話せばキリがない。だが、今はふさわしい時期に答えが出るのを待とう」と話した。

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