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第6週の大敗はチャンピオンシップに関係なしとパッカーズQBロジャース

2021年01月20日(水) 23:47

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Mike Roemer】

グリーンベイ・パッカーズは第6週にタンパベイ・バッカニアーズに38対10で大敗を喫した。それはシーズンを通してアーロン・ロジャースがプレーしたクラブのワーストゲームだった。

パッカーズにとっては最も得点の低い試合だった。ロジャースのコンプリート率(45.71)とパサーレート(35.4)もシーズンワーストで、160パスヤード、パスによるタッチダウン0回、インターセプトは2回という数字だった。プレーオフを含め、それ以外の16試合でロジャースがインターセプトされたのは合わせて3回しかない。

試合は第2クオーター序盤にクオーターバック(QB)のロジャースがピック6を喫したことで流れが変わった。その時点ではパッカーズが10対0でリードしていた。そこからバッカニアーズが38点を挙げたことになり、パッカーズのオフェンスは残りの試合を通して一度もフィールド中央を越えることができなかった。

NFCチャンピオンシップを懸けて戦う相手に一度完敗しているにもかかわらず、ロジャースは現地19日(火)、バッカニアーズへの敗北に意味などないとパット・マカフィーに語っている。その根拠として彼は、バッカニアーズもレギュラーシーズン中にニューオーリンズ・セインツに大敗しているが、それでも17日(日)のディビジョナルラウンドでQBドリュー・ブリーズとセインツを打ち負かしたことを指摘した。

「第6週の試合は、セインツがタンパに行って38対3で彼らを倒したのと同程度の意味しか持たない」とロジャースは『The Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)』で述べた。「それが先週の彼らに影響することは全くなかった。俺たちは彼らのホームで28点差で敗れ、彼らは自分のホームで35点差で敗れた。それが今度はセインツに10点差で勝ったんだ。おかしなゲームだよ。物事は変わり、チームも変わって進化する。良くなるか悪くなるかのどっちかだ。同じままのものはそれほど多くない」

ロジャースが指摘しているのは、パッカーズもバッカニアーズもあの10月半ばの対戦時とは大きく異なるチームになったということだ。

「プレーやプレーコール、調整、好調な選手や脱落者、若手の台頭など、いろいろなことが起きて、シーズンを通した進化がある」とロジャースは言う。「だから、俺は(第6週の敗北と)38対3の(バッカニアーズの)敗北には同じ程度の信ぴょう性しかないと考えている。日曜日に彼らがセインツを倒したように、そんなものは何の意味も持っていなかった」

ロジャースのコメントは、パッカーズがあの敗戦から“長い道のりを歩いてきた”とするヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーのコメントと呼応している。バッカニアーズの方もきっと同じことを言っているに違いないが、彼らが一度はロジャースを食い止めたということは、少なくともディフェンス陣にとってはささやかな自信になるはずだ。

パッカーズが第6週の負けをどう考えようと、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)とAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の両チャンピオンシップゲームが、1年の中で大いに期待される2試合であることをロジャースは知っている。

「まず、メディアが放っておかないだろうね」と彼は述べた。「俺やトム(ブレイディ)、年配の連中。(カンファレンスの)一方に年配が集中している。平均40歳だ。反対側(AFC)にはパット(マホームズ)やジョシュ(アレン)といった若手がそろっている。話題には事欠かないだろう。面白い日曜日になりそうだ」

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