ニュース

レイブンズに感謝しながらも「自分の場所ではない」とWRブライアント

2021年02月24日(水) 15:25


ボルティモア・レイブンズのデズ・ブライアント【AP Photo/Gail Burton】

ワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントがNFLのアクションに戻ってくるまで2年がかかった。それが可能になったのは昨シーズン、ボルティモア・レイブンズでだった。

長く待たれた復帰を遂げたブライアントだが、レイブンズが自分に合わないと認識するまで長くかからなかったこと、そして、レイブンズではうまくいかなかったものの、引退まであと2シーズンはプレーする意向であることを、現地23日(火)に『Twitter(ツイッター)』で明かしている。

レイブンズの攻撃コーディネーター(OC)であるグレッグ・ローマンがクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンやWRマーキス・ブラウンのキャリアに良い影響を与えなかったことについてツイッター上で問われたブライアントは、個人的な体験に基づいて返答した。

「自分の個人的な経験について話すけど、俺はすべてがもう確立しているという立場にいた。俺は自分を活用したが、すぐに、ボルティモアが俺のための場所じゃないことが分かった。・・・何のわだかまりもない。それが彼らのやり方なんだし、そこには敬意を払わなきゃな」とブライアントはつづっている。

どうやら新たなホームを探している様子のブライアントは、スパイクを脱ぐまでにあと2シーズンプレーしたいとの気持ちも明かした。

「あと2年プレーするつもり。そこで終わりだ」

NFLの歴代チームラッシング記録を更新した翌年、2020年のレイブンズはランゲーム――ジャクソンやJ.K.ドビンズ、ガス・エドワーズらが率いる――で再びリーグをリードし、ワイルドカードでテネシー・タイタンズを下してAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドまで駒を進めている。レシーバー向きとは言えないスキームにおいて、ブライアントは自分に必要な状況が得られなかった。

「OTA(チーム合同練習)もミニキャンプもなく、途中から来てシーズンを過ごすのは普通じゃない」

「プレー時間については気にしていないし、何人か最高のチームメイトたちと会うのを楽しんだ。これからも長い間連絡を取ると思う。ボルティモアが与えてくれたチャンスに感謝しているんだ」

2018年11月にニューオーリンズ・セインツと契約したブライアントだが、その数日後にアキレス腱を断裂してシーズンが終了した。生産性が低迷した3シーズンを経て2018年4月にダラス・カウボーイズからカットされて以来、ブライアントは自分を求めるチームを見つけるのに苦労してきた。

レイブンズと1年契約を結んだブライアントは練習生からアクティブロースターに昇格。6試合でキャッチ6回、47ヤード、タッチダウン2回をマークした。3シーズンに2チームと契約し、6試合でプレーしたブライアントは今、レイブンズが自分に合わないことを認めている。オールプロに選出されたことのあるブライアントは再び自分に合う場所を探し始める。

【A】