バッカニアーズと再びスーパーボウルを目指すことが最終目標とDTスー
2021年04月07日(水) 11:58ディフェンシブタックル(DT)エンダマカン・スーは3年続けてタンパベイ・バッカニアーズと1年契約を結んだ。現地5日(月)、契約を更新した元1巡目指名選手のスーは、スーパーボウルのチャンピオンでい続けることが“最終目標”だと次のように話した。
「要するに俺は再びリングを獲得する可能性のあるメンバーと一緒にチームに残りたかったんだ」
「去年このチームで成し遂げたこと、それを達成できた実力。チームとしても個人としても経験した悪いこと。すべてに磨きをかけて、ドラフトで選手層を一段と厚くしたらどうなるかって想像してみたんだ。当然(ジェネラルマネジャーの)リヒト氏はフリーエージェントを通じて穴のあるポジションを良い選手で埋めてくれるに決まっている。俺たちに限界はない」
バッカニアーズは昨季の主力選手を維持するために、スーパーボウル優勝を経験した先発選手22人を全員とどめるという前例のない人事をやってのけた。スーの再契約もその一連の流れだ。
ランゲームに対するディフェンスがリーグ内で1位となったバッカニアーズにとって、34歳のスーは欠かせない存在だった。スーが戻ることで、ディフェンシブタックル(DT)ビータ・ベアとともにインテリアラインの信頼を篤くする。昨季にスーはレギュラーシーズンで6回、スーパーボウルで1.5回のサックをマークした。
トッド・ボウルズが守備コーディネーター(DC)になって2年目のシーズンの方が良かったとスーは話す。これまでに積み上げてきたものに加えて3年目となる今季はさらに良くなることを期待している。
「今年の方が断然良かった。このチーム独特のディフェンスで自分が成功できる方法を見つけることができた気がする。俺がいろいろな状況で起用されるのは分かっている。他の選手を活かすために俺がおとりになることもある。それはぜんぜん構わないし、これまでのキャリアでたくさんやってきたことだ。その一方で俺が勝負に出なきゃいけない時もある」
NFLドラフトに先立ち、バッカニアーズが必要としている数少ないものの1つはディフェンスラインに若さを追加することかもしれない。だが、スーのような選手を確保しておけば、スーパーボウルの覇者が最初から若手に大きな負担を強いることはないだろう。
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