パッカーズQBロジャース、クイズ番組の司会者就任を切望も「引退の予定なし」
2021年04月07日(水) 12:01![](https://nfljapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2021/01/25081442/AP_21024835362811_29.jpg)
アーロン・ロジャースはクイズ番組『Jeopardy!(ジェパディ!)』の司会者としてフルタイムの仕事に就くことを全力で目指している。
ただ、通算3度目のMVPを受賞した37歳のロジャースが現役を引退して新たな仕事に就くことを考えているわけではない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』の番組『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』に出演したロジャースは、これまでの他の選手のようにNFLを離れる予定はないと主張。グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)として今なお好パフォーマンスを維持するロジャースは、1999年に電撃引退したバリー・サンダースのような事例を再現したいとは思わないとも語っている。
「今でもプレーするのが好きだし、プレーすることをあきらめたくない」と明かしたロジャースは「絶頂期に試合から離れるというのは興味深い気がする。そうしてきた選手はたくさんいる。子供の頃、バリー・サンダースが好きな選手の1人だったんだけど、バリーは毎年1,000ヤード以上を走っていたのに、突然、“じゃあね”と言って去っていった。俺はそういうことはしたくない。プレーし続けたいと思っている。まだ情熱もあるし、燃えてもいる。この前のシーズンでいろいろと思い起こさせられたし、他の人たちにも俺がまだプレーできるし、かなり高いレベルでプレーできるってことを見てもらえたと思う。これから先、何年もやれるという気分ではあるよ」と続けた。
ロジャースは、伝説の司会者として知られるアレックス・トレベックの後任に選ばれたとしても、『ジェパディ!』の司会者とフットボールのいずれかを選ぶ必要はないと繰り返し主張している。というのも、このクイズ番組は年間46日しか放送がないため、二刀流が可能だというのだ。
「(現役続行と)同時にジェパディ!の司会もできると思っているし、喜んでやる。番組にこれまでと違った何かをもたらせると思うんだ。最年少のゲスト司会者だったしね。もしかしたら別の年齢層を呼び込めるかもしれないし、2週間後にはそれが数字になって表れているといいんだけどね。でも、番組は楽しい。この番組は本当に大好きなんだ。アレックスが30年半もの間、素晴らしい形で番組をやってきたことは決して過小評価されるものではない。彼自身が番組を高く評価していたからこそ、みんなが彼や番組をリスペクトして称賛するようになったんだと思う。番組のファンじゃなくても彼のことは知っているし、誠実さのある人だってことも知っている。そういうのを自分もこの番組にもたらしていきたい。それに、両方できると思っているしね。すごく楽しくて最高のチャレンジになるはずだ」
ロジャースは現地5日(月)に放送された初めての収録で緊張していたことを認めている。緊張をほぐしながらも、自信に満ちたカリスマ性を発揮していた。とある出場者から緩めのカーブボールを投げられても、だ。
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