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新QBダーノルドとの「優れた連携」を取り戻すとパンサーズWRアンダーソン

2021年04月07日(水) 17:54

カロライナ・パンサーズのロビー・アンダーソンとロサンゼルス・チャージャーズのクリス・ハリス【AP Photo/Peter Joneleit】

再会――それは素晴らしきもの。

ニューヨーク・ジェッツからカロライナ・パンサーズへのトレードによって、クオーターバック(QB)サム・ダーノルドとワイドレシーバー(WR)ロビー・アンダーソンのデュオが再結成されることになった。彼らはジェッツで過去に2シーズンを一緒に過ごしている。

現地6日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』の番組『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』に出演したアンダーソンは、パンサーズのダーノルド獲得には“驚いた”と語り、再タッグを楽しみにしていると述べた。

「サムと俺はすごくいい連携を築けていた」とアンダーソンは述べた。「それはコミュニケーションと信頼から生まれたものだ。俺とサムの成長ぶりを見れば分かる。ジェッツ時代、彼はダブルカバレッジの中でも俺に長いパスを出してくれた。それは時間とともに彼が俺を信頼し、いざというときに俺が何度も抜け出してきたからこそできたプレーだ」

ダーノルドとの2シーズンでアンダーソンは30試合をプレーし、102回のキャッチ、1,531ヤード、11回のタッチダウンを挙げた。ダーノルドと組む前後にはそれ以上の成績も収めている。2017年はQBジョシュ・マッコウンとのコンビでキャッチ63回、941ヤード、タッチダウン7回を記録し、昨年はパンサーズでキャッチ95回、1,096ヤード、タッチダウン3回を記録した。それでも、2019年シーズン終盤に向けて2人の連携が強化されていたのは明らかだった。

前回のオフシーズン中にジェッツがアンダーソンのカロライナ行きを許したことで、“ギャング・グリーン”はダーノルド周りのダイナミックなオプションを1つ失った。長距離オプションを欠いた結果は昨シーズンのダーノルドの苦戦に表れている。それは、3シーズンにわたってジェッツが彼を機能させられなかった最新の例だ。

アンダーソンはジェッツが若きQBを適切にサポートすることに失敗したのだと指摘した。

「これは俺個人の考えだけど、サムはさ、たぶんジェッツでうまく成長できなかったんだ」と彼は言う。「彼の周りには全てのポテンシャルを引き出せるベストなサポートキャスト、ベストなコーチ陣がいなかったんだと思う」

これからカロライナで、23歳のQBは今までで最も優秀なパスキャッチャーたちとプレーすることになる。アンダーソンと並び、D.J.ムーアやランニングバック(RB)のクリスチャン・マカフリーといった存在はプレーメーカーとなることができ、司令塔の仕事をやりやすくするだろう。

この若いロースターで、アンダーソンはパンサーズがスーパーボウル王者でG.O.A.T.(史上最高)のトム・ブレイディがいるディビジョンで戦えると信じている。

「俺たちがディビジョンの中で2番手、3番手や4番手に甘んじるつもりがないことは知っている」と彼は述べた。「俺たちはディビジョンで優勝し、チャンピオンシップで勝つんだ。こうしてピースが集まり、全てがそろいつつあるのは素晴らしいよ。でも、俺たちの基準とミッションは今も変わっていない」

3年間ニューヨークでは力を出せなかったダーノルドだが、環境が改善すれば2018年の全体3位指名である彼のポテンシャルが解放されるとパンサーズは信じ、それに賭けた。

アンダーソンとの再タッグは、新たな環境へ移行するダーノルドにとって比較的楽な仕事の1つだろう。

【M】