新QBダーノルドとの「優れた連携」を取り戻すとパンサーズWRアンダーソン
2021年04月07日(水) 17:54![](https://nfljapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2020/09/29150642/NFL_200929_4_20272001438830.jpg)
再会――それは素晴らしきもの。
ニューヨーク・ジェッツからカロライナ・パンサーズへのトレードによって、クオーターバック(QB)サム・ダーノルドとワイドレシーバー(WR)ロビー・アンダーソンのデュオが再結成されることになった。彼らはジェッツで過去に2シーズンを一緒に過ごしている。
現地6日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』の番組『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』に出演したアンダーソンは、パンサーズのダーノルド獲得には“驚いた”と語り、再タッグを楽しみにしていると述べた。
「サムと俺はすごくいい連携を築けていた」とアンダーソンは述べた。「それはコミュニケーションと信頼から生まれたものだ。俺とサムの成長ぶりを見れば分かる。ジェッツ時代、彼はダブルカバレッジの中でも俺に長いパスを出してくれた。それは時間とともに彼が俺を信頼し、いざというときに俺が何度も抜け出してきたからこそできたプレーだ」
ダーノルドとの2シーズンでアンダーソンは30試合をプレーし、102回のキャッチ、1,531ヤード、11回のタッチダウンを挙げた。ダーノルドと組む前後にはそれ以上の成績も収めている。2017年はQBジョシュ・マッコウンとのコンビでキャッチ63回、941ヤード、タッチダウン7回を記録し、昨年はパンサーズでキャッチ95回、1,096ヤード、タッチダウン3回を記録した。それでも、2019年シーズン終盤に向けて2人の連携が強化されていたのは明らかだった。
前回のオフシーズン中にジェッツがアンダーソンのカロライナ行きを許したことで、“ギャング・グリーン”はダーノルド周りのダイナミックなオプションを1つ失った。長距離オプションを欠いた結果は昨シーズンのダーノルドの苦戦に表れている。それは、3シーズンにわたってジェッツが彼を機能させられなかった最新の例だ。
アンダーソンはジェッツが若きQBを適切にサポートすることに失敗したのだと指摘した。
「これは俺個人の考えだけど、サムはさ、たぶんジェッツでうまく成長できなかったんだ」と彼は言う。「彼の周りには全てのポテンシャルを引き出せるベストなサポートキャスト、ベストなコーチ陣がいなかったんだと思う」
これからカロライナで、23歳のQBは今までで最も優秀なパスキャッチャーたちとプレーすることになる。アンダーソンと並び、D.J.ムーアやランニングバック(RB)のクリスチャン・マカフリーといった存在はプレーメーカーとなることができ、司令塔の仕事をやりやすくするだろう。
この若いロースターで、アンダーソンはパンサーズがスーパーボウル王者でG.O.A.T.(史上最高)のトム・ブレイディがいるディビジョンで戦えると信じている。
「俺たちがディビジョンの中で2番手、3番手や4番手に甘んじるつもりがないことは知っている」と彼は述べた。「俺たちはディビジョンで優勝し、チャンピオンシップで勝つんだ。こうしてピースが集まり、全てがそろいつつあるのは素晴らしいよ。でも、俺たちの基準とミッションは今も変わっていない」
3年間ニューヨークでは力を出せなかったダーノルドだが、環境が改善すれば2018年の全体3位指名である彼のポテンシャルが解放されるとパンサーズは信じ、それに賭けた。
アンダーソンとの再タッグは、新たな環境へ移行するダーノルドにとって比較的楽な仕事の1つだろう。
【M】