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WRメットカーフとのプレーが「ピッツバーグにいる大きな理由の1つ」とスティーラーズQBロジャース

2025年06月26日(木) 08:45

ピッツバーグ・スティーラーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Matt Freed】

現地24日(火)、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはピッツバーグ・スティーラーズで最後の1シーズンをプレーすることを決めた理由を説明した。

しかし、ロジャースがスティーラーズに加入したいと考えた理由は他にもあった。それはワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフの存在だ。

『Pro Football Network(プロ・フットボール・ネットワーク)』によると、火曜日に『The Pat McAfee Show(ザ・パット・マカフィー・ショー)』に出演したロジャースは「D.K.は行動で示すタイプだ」と語り、こう続けたという。

「彼は俺がピッツバーグにいる大きな理由の1つでもある。自分たちが交わした会話や、彼の人柄がそうだ。年の初めはD.K.のことをほとんど知らなかった」

「彼は“毎朝6時にトレーニングしている”と言った。ああ、この人は規律があって、やる気もあるんだなと思った。そこで、俺はマリブからUCLAまで運転しなきゃいけないから、8時はどうだって聞いたら、“ああ、それでいいよ”と言ってくれた。彼は単なる人じゃなくて、本当にしっかりした人間なんだ」

「彼は頼りになる人で、行動で示すタイプだ。練習の仕方を見れば分かる。チームの雰囲気はリーダーの行動に左右されるもので、D.K.がボールをキャッチして60ヤードを駆け抜けてエンドゾーンに到達すると、みんなも同じようにやりたくなるんだ」

スティーラーズにはそのようなプレーが必要だ。2024年、スティーラーズの選手が30ヤード以上のタッチダウンキャッチを記録したのはわずか2回であり、シーズン第10週に勝利したワシントン・コマンダース戦でWRマイク・ウィリアムスが32ヤードのタッチダウンを、シーズン第3週にロサンゼルス・チャージャーズに20対10で勝利した試合でWRカルビン・オースティン三世が55ヤードのタッチダウンを決めている。

ジョージ・ピケンズは2024年にそうしたプレーを見せることが期待されていたが、スティーラーズはメットカーフを獲得した後にピケンズをダラス・カウボーイズにトレード。スティーラーズはメットカーフが爆発的なプレーを生み出せると信じている。シアトル・シーホークスでの最終シーズンとなった昨季、メットカーフは30ヤード以上のタッチダウンキャッチを3回記録した。

もちろん、メットカーフにはビッグプレーを生み出すターゲット以上の価値がある。ロジャースはメットカーフの仕事に対する姿勢について語る際にそれを理解していることを示しており、その姿勢がスティーラーズのチームメイトにも伝染することを期待しているのだろう。

少なくとも、彼らは1シーズンの間、共に魔法のようなプレーを生み出すためのチャンスを得ることになった。ロジャースはその成果がグリーンベイ・パッカーズ時代にWRデイバント・アダムスと達成したものに似たものになることを望んでいる。

【RA】