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カーディナルスGM、WRフィッツジェラルドの去就はドラフト計画に影響なし

2021年04月24日(土) 22:21

ラリー・フィッツジェラルド【NFL】

2021年NFLドラフトのキックオフまで1週間を切ったが、伝説的レシーバー、ラリー・フィッツジェラルドの去就はいまだ発表されていない。続行ならば、彼はアリゾナ・カーディナルスで18年目のシーズンを迎えるはずだ。

このオフシーズン中にフィッツジェラルドは複数回にわたって意向を明らかにすることを拒んでおり、カーディナルスも答えを急いでいない。

彼が復帰するなら、ディアンドレ・ホプキンス、新契約のA.J.グリーン、プロ4年目のクリスチャン・カーク、フィッツジェラルドと2019年の2巡目指名アンディ・イザベラを擁するカーディナルスのワイドレシーバー(WR)陣はリーグ内で最年長の部類に入ることになる。

もしフィッツジェラルドがキャリアを終えるとすれば、ジェネラルマネジャー(GM)スティーブ・カイムは来週のドラフトでWRのポジションをターゲットに加えるかもしれない。

「ラリーがどう決断しようと、われわれのドラフト計画には影響しない」とカイムは現地22日(木)、チームの公式サイトに語った。「私にとっては、1つのポジションに良い選手が十分すぎるほどいることはない」

カーディナルスはホプキンスとセンター(C)ロドニー・ハドソンのトレードで3巡目と4巡目指名権を手放したため、全体16位を含めて6回しか指名権がない。カイムはその2つの指名権を使って強力なベテランを手に入れたのだからお得だったと笑った。

「その2つの指名権がどう格付けされるのかは分からないが、私はとても満足しているよ」と彼は述べた。

フィッツジェラルドの決断に関係なく、レシーバーが選ばれがちな中間ラウンドの指名権を持たない彼らは、1巡目をトレードバックすることでそれを追加することが可能だ。カイムにはトップWRを狙うつもりはなく、これ以上指名権を売ってポジションを上げるつもりもない。

「われわれの立場からすると、トレードアップよりはトレードバックする方が可能性は高いだろう」とカイムは述べた。「トレードバックして指名権を蓄えることに関しては、(ドラフトは)宝くじと何ら変わらない。多ければ多いほど、当たるチャンスは増える」

今年のドラフトで層の薄いC、タイトエンド(TE)とディフェンシブインテリアを必要とする彼らなら、トレードバックにも意味が見いだせる。だが、選定プロセスのその段階でトレード相手を見つけるのは難しいだろう。

フィッツジェラルドの決断に関して、ヘッドコーチ(HC)のクリフ・キングスベリーはいまだ彼と話すらしていないという。

「ラリーと私のコミュニケーションは文字通り、ゴルフ、投資とフェニックス・サンズ・バスケットボールに関するものしかない」とキングスベリーは言う。「ラリーは自分のタイミングで決めるだろう」

その時まで、われわれは待とう。

【M】