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新時代の幕開け、ファルコンズTEピッツは8番、ベンガルスWRチェイスは1番を着用へ

2021年05月01日(土) 04:43

アトランタ・ファルコンズからドラフト指名を受けたフロリダ大学のカイル・ピッツとNFLコミッショナーのロジャー・グッデル【AP Photo/Tony Dejak】

ナンバー革命へようこそ。

制限的だった以前のジャージーナンバーシステムの大幅な変更をリーグが承認し、当初は変更を考えて沸き立った選手たちも、在庫分のジャージー買い取りに必要な金額を知って、ややおとなしくなった。しかし、ルーキーたちはその義務を免除されている。まだジャージーがプリントされていないのだから当然だ。

どうぞ、初めて1桁のナンバーを着用するタイトエンド(TE)の堂々たる姿をご覧あれ――こちらはファルコンズのルーキー、カイル・ピッツ!

同じく、全体5位でシンシナティ・ベンガルズの一員となったジャマール・チェイスも1桁ナンバーに仲間入りする。彼はルイジアナ州立大学で使用し、ドラフトのステージでも掲げたナンバー1を使い続けることになった。チームが現地1日(土)、彼の選択を発表している。

ピッツの姿に違和感を覚える者はいないのだろうか? 当然ながら、いるだろう。彼をクオーターバック(QB)だと勘違いする人は? 引退したQBマット・ショーブのファンはナンバーを奪われたとむせび泣いているのだろうか?

それは私たち全員が答えなければならない質問だ。慣れるまでには時間がかかることだろう。全体4位指名のピッツは、間違いなく優れたアスリートであり、ナンバー8で魅了するプレーを見せてくれるに違いない。ただ、ハドルから1桁ナンバーの彼が出てきて、それがTEだと特定するにはしばらく時間がかかるかもしれない。

だが結局のところ、誰もが適応し、進んでいく。そしてその間、ピッツのナンバー8やチェイスのナンバー1のジャージーは棚から飛ぶように売れていくはずだ。新時代にようこそ。

【M】