スティーラーズ残留が自分にとってベストと考えたWRスミス・シュスター
2021年06月10日(木) 11:19ワイドレシーバー(WR)ジュジュ・スミス・シュスターにはフリーエージェント(FA)としてチームを移るチャンスがあった。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の強豪であるカンザスシティ・チーフスやボルティモア・レイブンズからのオファーがあったのだ。しかし、スミス・シュスターは少なくともあと1年はピッツバーグにとどまることを選んでいる。
スミス・シュスターは現地9日(水)、自分にとってベストなのはもう1年クオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーとプレーすることだと決断したと明かした。
「パトリック・マホームズは素晴らしいQBだ。彼はこれから10年は活躍する。でも、俺のコーチやQBに対する誠実さが大事だと思ったんだ」とスミス・シュスターは『ESPN』に話している。
24歳のスミス・シュスターはサラリーキャップの低下もスティーラーズと800万ドルの1年契約を結ぶ上で大きく影響したと認めている。再びFAになる2022年にはキャップも回復し、自分の価値が跳ね上がることを願っているとスミス・シュスターは話した。
「絶対にだ。俺の価値は俺の価値。今年起こったすべてのことは、キャップが低くなっているせいで違っていた。来年はキャップがもっと大きくなることを願っている。もう1度マーケットに出るし、すべてのチームが俺の価値にオファーしたいと思うだろう」
スミス・シュスターはスティーラーズに残るという決断が、その価値を高めるための最良のチャンスになると考えている。
「来年にはもっと大きな図を描いている。レイブンズに行こうと思えば、ファンが俺をめちゃくちゃにしただろう。チーフスに行けば、彼らには最高の攻撃陣があって、タイリーク(ヒル)やトラビス(ケルシー)とプレーできる。でも、自分にとってベストなことをやらなきゃならなかった。それが、とどまることだった」
新攻撃コーディネイター(OC)マット・カナダを据えたスティーラーズは、さまざまな変革の一つとしてより多くのシフトを使う計画だ。スミス・シュスターは変化の一つとして、アウトサイドのレシーバーとしてプレーする機会が増えることを想定している。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、スミス・シュスターは1,000ヤード超え(1,426ヤード)した唯一のシーズンである2018年に、アウトサイドからキャリアハイとなるスナップ352回をプレーしていた。
どこにつくことになっても、スミス・シュスターのプランは新たに迎えた契約年に生産性を見せることだ。
「俺は(ロスリスバーガーの)安心毛布さ。フィールドのどこにいようとな」とスミス・シュスターは話している。
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