【2016年シーズン】第7週の見どころ
2016年10月20日(木) 12:26
2016年シーズンも3分の1が過ぎ、第7週に突入する。ここまで2敗以下のチームは14。無敗は先週ゲームがなかったバイキングスだけだ。そのバイキングスは今週6連勝をかけてイーグルス戦に臨む。現在のプレーオフ形式となった1990年以降6勝無敗だったチームは過去36あり、うち34がプレーオフに進出している。実に94.4%の確率だ。また5勝1敗のチームは91でうち75が、4勝2敗では185チーム中117がプレーオフに出場している。とはいえ3勝3敗以下の成績でも84チームがプレーオフ出場を果たしていることも忘れてはならない。
バイキングス対イーグルスに目を向けると、バイキングスは開幕で先発したショーン・ヒルと以降4戦で先発を務めているサム・ブラッドフォードの、2人のクオーターバック(QB)で一度の被インターセプトなく開幕5連勝している。これは1933年以降、1969年のラムズ以来2度目の快挙だ。また、守備も好調で63失点、平均12.6失点はリーグ最少。
一方、イーグルスは2連敗中だが、先発QBカーソン・ウェンツは今年のドラフト1巡2位指名の新人ながら、レーティング99.9、7タッチダウン、1インターセプトと高いパフォーマンスを発揮している。
その他にまず注目したいのは現地23日(日)に行われる5勝1敗のニューイングランド・ペイトリオッツと、4勝2敗のピッツバーグ・スティーラーズの一戦だ。ペイトリオッツのQBトム・ブレイディは過去、スティーラーズ戦で10回先発して8勝しており、24タッチダウン、3インターセプト、レーティング113.0と、お得意様にしてきた。また、そのターゲットであるタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーは先週のベンガルズ戦で7レシーブして162ヤード獲得、1タッチダウンとその存在感を示している。
スティーラーズはランニングバック(RB)レビオン・ベルに期待がかかる。ここ3週でランとパスレシーブで合計440ヤード、平均146.7ヤード獲得している。2014年以降、ベルの平均総獲得距離は133.9ヤードで、これはリーグ最高だ。
現地24日に行われるテキサンズ対ブロンコスは4勝2敗同士の好カード。テキサンズは前週のコルツ戦で残り2分37秒から2つのタッチダウンを挙げてオーバータイムに持ち込み、キッカー(K)ニック・ノバクの33ヤードフィールドゴールで勝利を手にする勝負強さを見せた。特にRBラマ-・ミラーはラン149ヤード、29レシーブ、ランとパスレシーブで1つずつタッチダウンを挙げている。
一方、今回ホームとなるブロンコスのQBトレバー・シーミアンはここまで5回先発し、4回勝利しており、しかもホームでは2戦全勝中だ。またラインバッカー(LB)のボン・ミラーは現在リーグ2位の7.5サックを挙げており、守備の中核となっている。
さらに今シーズン2回目のロンドン開催となるジャイアンツ対ラムズなど、第7週は全15ゲームが予定されている。