すぐにペイトリオッツQBメイのファンになったと明かすビルズQBアレン
2025年06月24日(火) 11:51
フィールドを共にしたのはわずか2回だけだが、ジョシュ・アレンはすぐにドレイク・メイのファンになったようだ。
バッファロー・ビルズのフランチャイズクオーターバック(QB)であり、昨季のAP通信年間MVP賞に輝いたアレンは、2024年にニューイングランド・ペイトリオッツからドラフト1巡目指名されたメイに対して最大級の敬意を抱いており、かつてのチームメイトの1人がメイを導く存在になる可能性があると信じている。
アレンは最近、『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』のリアム・マキーオンに「ドレイクはものすごく才能があるし、リーグでお気に入りの若手クオーターバックの1人だ」と語り、「彼と過ごす時間があったんだけど、判断力があるし、物事を正しい方法でやっている。彼はフットボールの真髄を体現していると思う」と続けた。
MVP受賞が示しているように、アレンはNFL屈指の選手であると同時に、リーグで最もエキサイティングな選手の1人でもある。パスでは強力な右腕の力を発揮し、ランではタックルをかわして駆け抜けるアレンは、7シーズンのキャリアを通して見る者を興奮させ続けてきた。そんなアレンが、メイがフットボールの真髄を体現していると称賛したのは、まさに最高の賛辞だと言えよう。
アレンは2020年から2023年までチームメイトだったワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスが、ペイトリオッツでキャリア2年目のメイを支える存在になると考えている。
キャリアで4度のプロボウル選出を果たしたディッグスは、そのすべてをアレンと共に過ごした期間に成し遂げている。アレンはそのディッグスについて「彼はドレイクに大きな安心感をもたらしていると思う。もちろん、長年リーグでプレーしてきた経験から、ベテランとしてドレイクに指導することができるはず」と語った。
2024年シーズンに4勝13敗と低迷したペイトリオッツは、ドラフト全体3位で指名したメイを先発に起用した。
メイが脆弱なオフェンシブラインの後ろで安定できるか懸念されていたが、ノースカロライナ大学出身のメイは腕力と脚力で印象を残し、厳しいルーキーシーズンを乗り越えて輝きを放った。メイは1年目に12試合に先発出場して2,276ヤード、タッチダウン15回を記録し、ランでも421ヤードとタッチダウン2回を獲得。プロボウルの代替選手に選ばれ、今後の数シーズンに向けて大きな期待感をもたらした。
そして、メイはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区のライバルからも尊敬されている。
昨シーズン、メイ率いるペイトリオッツは地区内最下位に沈み、ビルズには2試合とも敗れた。一方、アレン率いるビルズは5年連続でAFC東地区タイトルを獲得している。
2人は今後数年間にわたり、1シーズンで2度対戦することになるだろう。29歳のアレンは若手の台頭を歓迎しつつ、ディビジョンでの優位性を維持することを目指している。
どのような結果になろうと、22歳のメイに明るい未来が待ち受けていると見ているアレンは、次のように語った。
「彼はボールを持って走り、ボールを投げるだろう。ステフォンのような選手がいることは、彼にとって大きな助けになるはずだ」
【RA】