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ジェッツオーナーがクリスタル・パレスの株式43%を取得へ

2025年06月24日(火) 12:02

ニューヨーク・ジェッツオーナーのウッディ・ジョンソン【AP Photo/Adam Hunger, file】

ニューヨーク・ジェッツのオーナーであるウッディ・ジョンソンが、ついにイングランドのサッカークラブを手中に収めようとしている。

現地23日(月)、プレミアリーグのクリスタル・パレスは、ジョンソンが同じくアメリカ人であるジョン・テクスターからクラブ株式の43%を取得するための「法的拘束力のある契約」に署名したことを発表した。

報道によると、買収額は2億2,000万ドル(約320億4,960万円)から2億6,000万ドル(約378億7,680万円)の間と見られている。

クラブは声明で次のように述べている。

「現在、完了にはプレミアリーグおよびウィメンズ・スーパーリーグの承認が必要だが、問題は生じない見込みであり、ウッディをパートナー兼取締役として迎えることを楽しみにしている」

「この場を借りて、ジョン・テクスターによる4年間にわたる貢献に感謝の意を表するとともに、今後の成功を心より願っている」

ジョンソンは2022年にチェルシーの買収に名乗りを上げたものの、実現には至らなかった。

今回のテクスターによる株式売却は、クリスタル・パレスにとって来季のヨーロッパリーグ出場に向けた追い風となる。同クラブは先月に行われたFAカップ決勝でマンチェスター・シティを破り、出場権を獲得している。

一方で、テクスターはフランスのクラブであるリヨンの株主でもあり、同クラブも同じ大会への出場を控えていたことから、UEFAのマルチクラブオーナーシップ規定により、クリスタル・パレスは出場権を失う可能性があると見られていた。

【R】