NFL選手の五輪出場が認められてから初のオリンピックデーを迎える
2025年06月24日(火) 12:05
NFL選手たちが2028年ロサンゼルス五輪で金メダルを目指すその前に、彼らはこれから数年間にわたって、世界的なスポーツの祭典を祝う機会を得ることになる。
現地23日(月)はオリンピックデーだった。これはオリンピックムーブメントをたたえる、毎年恒例の国際的な記念日であり、1948年にスポーツ、健康、連帯を祝う目的で創設された。
今年のオリンピックデーは、NFL選手が3年後に開催される夏季五輪への参加を正式に認められてから初めて迎える節目でもある。
また、この日に国際オリンピック委員会(IOC)の会長職が正式にカースティ・カバンディに引き継がれた。IOC史上初の女性会長となるカバンディは、第10代の会長として就任。第9代会長トーマス・バッハの12年にわたる任期は、このオリンピックデーをもって幕を閉じた。
5月にNFLのオーナーたちはスプリングリーグミーティングで、2028年の夏季オリンピックにおけるフラッグフットボール出場に向けて、選手のトライアウト参加を認める決議を承認した。
その際、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは次のように語っている。
「このニュースは、フットボール界、そしてNFLにとって大きなチャンスを意味する」
「これはNFLフットボール、そしてフットボールという競技そのものを、あらゆる年齢や背景の男女に向けて、真のグローバルスポーツにしていくための次なるステップだと考えている。われわれは正しい方向に向かっており、それを実現するための大きな一歩になる」
オリンピックデーはその創設以来、年齢、性別、社会的背景、能力を問わず、すべての人々に向けてスポーツ、文化、教育活動の推進を目的としてきた。この理念は「動く」「学ぶ」「発見する」という3つの柱に集約されている。
2023年、国際オリンピック委員会はフラッグフットボールを夏季オリンピックの正式競技として追加。NFL選手にとっては、オリンピックメダル獲得の道が初めて現実のものとなった。もっとも、競技形式とルールはNFLの試合とは大きく異なる。
オリンピックで採用されるフラッグフットボールは、5人対5人のフォーマットで、フィールドは50ヤード、ロースターは10人編成。オフェンシブラインやディフェンシブラインは設けられていない。
現在のところ、アメリカ代表を含む各国の出場メンバーは未定だが、フラッグフットボールが五輪種目として採用されたことは、フットボール競技全体の普及において歴史的なマイルストーンとなる。
NFL選手やリーグに関わるすべての人々にとって、今年は2028年夏季オリンピックでの正式採用を祝うオリンピックデーとなった。
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