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暗号のようなメッセージを投稿も「今日は何のニュースもない」とパッカーズQBロジャース

2022年02月23日(水) 08:17


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Mark J. Terrill】

アーロン・ロジャースは自らの今後についてまだ何も言及していない。

現地21日(月)夜に『Instagram(インスタグラム)』に意味深なメッセージを投稿したロジャースは、翌日、『The Pat McAfee Show(ザ・パット・マカフィー・ショー)』に出演し、まだ計画を発表できる段階にないことを明かしている。

「何か特定の、ニュースとか決断とか、そういうのがあると思って見ている人たちに、それはないと否定させてほしい。今日は何のニュースもないし、自分の今後に関する決断もない。昨日、テキストしたように、12日間のパンチャカルマ(身体のデトックスとクレンジングを行う療法)を終えたばかり。今はとにかく頭を働かせて、何が起きているのか見てみないと。でも、今日は自分の今後について何も決めていない」

グリーンベイ・パッカーズに戻るつもりなのか、トレードを要求するのか、あるいは引退するのか、その将来に関する疑問を長引かせるつもりはないと繰り返し主張したロジャースだが、考えるべきことが多くあることも強調している。ロジャースが明確にしているひとつがフリーエージェント(FA)になる予定のワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスの状況だ。

ちなみに、フランチャイズタグ使用の期間は22日にオープンしており、ロジャースは「今日が選手へのタグ付け初日のはずだし、そのことは理解している。グリーンベイには、リーグ全体でも、そいつがやっていることに関してはトップと言える、ある1人の選手がいる。確か、17番を着ているはずだけど、その人のことを聞いているかもしれない。どこかのタイミングで彼にタグをつける機会はあるだろうけど、おそらく、当事者はどちらもそれを望んでいないと思うし、長期の契約延長を望んでいるはず。ただ、分かっていてほしいのは、それは自分が話した決断に関する一部であって、別に長引かせようとしているわけじゃない」とも話している。

発表を先延ばしにする一方で、ロジャースは自身の勝利を一方的に心配しているわけではないと主張した。

「決断に不安はない。フットボールに関する話題は多くないし、これがトピックになるのは分かる。でも、俺は決断して前に進むことを楽しみにしている。自分にとってベストであり、チームにとってベストなこと、関係するすべての人たちにとってベストなことだと思う。とりあえず忘れようよ。まだ話し合うべきことがあるし、考えないといけないこともある。長くはかからないはずだ。この件で誰かを人質にするつもりもない。それはしないよ。もちろん、それについては確信を持ちたいし、そうしたいと思ったら決断する。そうしたら、先に進んでいくだけだ」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはパッカーズがプレーオフで敗退した後、ロジャースがチーム首脳陣と今後について話し合う時間を増やしていると報じていた。ロジャースの関係は昨年のオフシーズンに比べて良い状態にあるようだ。

この報道について問われたロジャースは「ポストシーズン終了後のインタビューでは重荷を下ろす的なことが多かった。前に進むか、別のチャンスをつかむか、その可能性を経験した多くの知り合いに会っておきたかったんだ。だから数日は街にとどまっていた。その後、(ジェネラルマネジャーの)ブライアン(グーテクンスト)とラス(ボール)、マット(ラフルアー)との面談もしたかった。(複数回の)面談はこれまでとはいい意味で大きく違っていて、本当に正直な話ができたから感謝している」と明かし、こう付け加えた。

「すごい1年だったからね。いろいろと少しは静かになってほしい。決断を下して、楽しませてほしいんだ」

とはいえ、ロジャースが最終的に自らの意思を表明するまで、NFLのオフシーズンに静けさはやってこないだろう。

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