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【2016年第5週】速いテンポでベアーズの反撃を封じたコルツ

2016年10月10日(月) 08:24

フィールド・ゴールを蹴るインディアナポリス・コルツのアダム・ビナティエーリ【AP Photo/Darron Cummings】

現地9日(日)、ルーカス・オイル・スタジアムにシカゴ・ベアーズを迎えて第5週の一戦に挑んだインディアナポリス・コルツが第4クオーターで一時は逆転を許しながらも、クオーターバック(QB)アンドリュー・ラックがワイドレシーバー(WR)T.Y.ヒルトンに35ヤードのタッチダウンパスを通して最後は23対29とし、ホームでの白星を挙げた。

先に得点したのはベアーズ。キッカー(K)コナー・バースが35ヤードのフィールドゴールを決めている。しかし、その3分後にはコルツがKアダム・ビナティエリによる54ヤードのフィールドゴールで同点に追いついた。

第2クオーターはパスゲームを繰り広げたコルツが敵陣に攻め込み、そのパスゲームがうまく流れなくなると泥沼にはまるシーソーゲームの展開に。ラックからタイトエンド(TE)ドウェイン・アレンがパスを受け取ってタッチダウンを決めてリードを取ると、ベアーズはバースが再びキックを放ち、49ヤードのフィールドゴールで追加点を得た。さらにQBブライアン・ホイヤーがWRキャメロン・メレディスに14ヤードのタッチダウンパスをつなぎ、バースがエキストラポイントも獲得したが、ビナティエリが2回のフィールドゴールを加算したコルツが16対13とリードして前半を折り返している。
後半に入り、さらにコルツがフィールドゴールで点差を広げた後、第4クオーターでベアーズが反撃に出る。まずはバースの24ヤードフィールドゴールで3点を追加し、QBホイヤーからランニングバック(RB)ジョーダン・ハワードに21ヤードのタッチダウンパスが通り、エキストラポイントも含めてベアーズが4点リードと逆転した。94ヤードのドライブは過去7年間で最長ドライブだ。

それでも、ペースを取り戻したコルツはラックが82ヤードを進むのに6回のプレーを要したものの、残り時間3分51秒でラックからヒルトンにタッチダウンパスがつながり、再びベアーズを上回った。これが決勝点となって今季の戦績を2勝3敗としたコルツ。インディアナポリスでベアーズを打ち破ったのはこれが初めてのことだ。

コルツのQBラックはパス39回中28回、322ヤード、2タッチダウンをマーク。WRヒルトンは10回のキャッチで171ヤードだった。

ベアーズのQBホイヤーは43回中33回のパスを成功させて397ヤード、2タッチダウンを記録している。