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トレーニングキャンプを目前に連絡を待つFAのOTピータース「準備はできている」

2022年07月21日(木) 12:05


ジェイソン・ピータース【David Stluka via AP】

オフェンシブタックル(OT)のジェイソン・ピータースはおなじみの状況に置かれている。

トレーニングキャンプが近づく中でピータースには仕事がない。1年前と同じように、ピータースはNFLでのキャリアを続けるチャンスをもたらしてくれる電話を待っている。

現地20日(水)にピータースは『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』とのインタビューの中で、「俺は安定したチームやプレーオフに進出できるチームの有望なオフェンシブラインでプレーしたい」と話している。「俺が教えることもできるし、逆に他のベテラン選手から教わることもできるから、俺はどっちでもいい」

そうであれば、ピータースにはいくつもの可能性があると言えよう。この時期、ほとんどのチームが自分たちは有望なクラブだと主張することができる上に、ポストシーズンを目指しているチームは山ほどいる。なんと言っても現時点ではどのチームも0勝0敗だ。いくらでも楽観的になることができる。

ピータースにとっては、かつてのような主力選手でなくとも、即戦力として使えるベテランタックルとしての再挑戦となる。2021年にはシカゴ・ベアーズが新人タックルのテヴェン・ジェンキンスを背中の手術により長期間にわたって失ったとき、ピータースにそのような機会が巡ってきた。8月中旬に契約したピータースは15試合のほとんどを、フロントラインに多くの問題を抱えていた苦戦中のベアーズのレフトタックル(LT)としてプレーした。

意外なことに、6度のオールプロ選出(ファーストチーム2回、セカンドチーム4回)と9度のプロボウル選出を果たしているピータースは、最盛期が過ぎたと思われたタックルから使えるブロッカーになり、少しばかり復活を遂げたシーズンを楽しんだ。そして今、ピータースは2021年の成績が、シーズン開幕前に彼を必要としているチームを納得させるのに十分なものであることを期待しつつ身体を整えている。

「特に期限は設けていない」とピータースは言う。「機会があればもう一度挑戦してみようと思っている。またリングを手に入れることに挑戦したり、新進気鋭の若いヤツらに知識を伝授したりしたい。ただ、いつまでに契約を結ぶかは決めていない。去年はトレーニングキャンプが始まって2週間以上経ってからだった。その時が来たら、いつでも準備はできている」

【R】