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OLが批判に奮起して戦うことを望むバッカニアーズQBブレイディ

2022年09月07日(水) 14:47


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Zach Bolinger】

自分のモチベーションの源を見つけることに置いて、NFL史上でクオーターバック(QB)トム・ブレイディ以上に優れた選手はいないだろう。それこそ、NFLで23シーズン目を送るブレイディを偉大なシーズンへと駆り立てる力だ。

タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバックであるブレイディは、自分の新たなオフェンシブライン(OL)にもそのモチベーションを駆り立てようとしている。ブレイディは現地5日(月)、『SiriusXM(シリウスXM)』のポッドキャストである“Let’s Go! with Tom Brady, Larry Fitzgerald and Jim Gray(レッツゴー! ウィズ・トム・ブレイディ、ラリー・フィッツジェラルド、ジム・グレイ)”の第2シーズン最初のエピソードで、Oラインに対するネガティブな疑問はすべて、チームメイトに火をつけるための燃料として活用していると話した。

「それを彼らに見せて、モチベーションとして活用した」と言うブレイディはさらにこう話している。

「誰かが最悪だとか、彼らには何もできないとか言うたびに、僕はそれを彼らに見せるようにしている。そして、“彼ら全員が君らのことをこう言ってる。皆はどう思う? さあ、何をする?”って言う。彼らが皆にどう言われているかを必ず知るようにしているんだ。それが重要だと思ってる」

ブレイディのオフェンシブラインはこのオフシーズンに乱れた。アリ・マーペットが引退し、アレックス・カッパはフリーエージェンシーでシンシナティ・ベンガルズと契約。センター(C)ライアン・ジェンセンはトレーニングキャンプ中の負傷に倒れている。

新しいオフェンシブラインの痛みがより大きくなることを承知しているとTB12は言う。

「厳しい戦いになるだろう。どのチームもシーズンのそれぞれのタイミングで困難に直面する。早い段階でケガに見舞われたり、遅いタイミングでそうなったり、1年中そういう問題に対しなければならない。僕たちはベンガルズに移ったアレックス・カッパを失った。素晴らしい選手だったアリ・マーペットを引退で失った。ライアンはトレーニングキャンプでケガしている。僕らはそれでシャック・メイソンを獲得していて、僕は彼がたまらなく好きだ。長いこと一緒にプレーしていたんだ。彼のことは何でも知っている」

「ノートルダム大学出身のロバート・ヘインシーは彼自身の職業倫理や、去年に自分の準備を整えるために、プレーするときじゃなくても毎日出てくることで、チームメイトからの敬意を勝ち取った。彼はやってきて、素晴らしい仕事をしようと努力するんだ。僕たちには毎日戦うレフトガードがいる。ルーク(ゲーデケ)はトレーニングキャンプで最高の仕事をしてくれた。僕らはここでプレーしてもらうために彼をドラフトしたんだし、彼がそこに出られるか、そして、素晴らしい仕事をする準備ができているかを見てみよう。だけど、それはどの選手でも同じことで、すべてをうまくやる人なんていない。僕だってすべてのスローが素晴らしいわけじゃない。すべてのリードが素晴らしいわけじゃない。インターセプトだってたくさんあった。若いタイトエンドやランニングバック、若いラインマンたちに、すべてをうまくやれなんて言えない。彼らはたくさんの優秀な選手たちと対戦するんだし、そういう選手は彼らにとって大きなチャレンジになる」

ブレイディにとって重要なのは、このユニットがシーズンが進んでいく中で融合していくことだ。12月までには、誰であれそこに残っている者が全力でプレーし、ポストシーズンを目指していくことになる。

「このユニット全体が素晴らしい力を発揮すると期待している。彼らは何年もの間学んできた。僕たちは毎年、より足並みがそろうようになっている。彼らはそこに出ていって、高いプライドを持ち、懸命に働き、適切なことをするだろう。彼らは良い指導を受けている。Oラインがこれまで人から言われてきた、決してお世辞ばかりではないことを胸に戦ってくれることを望んでいる。でも、彼らはそこへ出て行くし、繰り返すけど僕たち全員がそこへ出て、人々が正しかったのか、それとも間違っていたかを証明しなきゃならない」とブレイディは語った。

オフェンシブラインは才能あるバッカニアーズのロースターで最大の問題になっている。それは、ブレイディがヒットを受けるほころびが出るようなことがあれば、船全体が沈みかねない問題でもあるのだ。

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