ACLを断裂していたビルズLBミラー、手術を受けてシーズン終了に
2022年12月08日(木) 09:58今週、バッファロー・ビルズのラインバッカー(LB)ボン・ミラーの膝に関する悪いニュースは最悪なものに変わった。現地7日(水)、ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクダーモットがミラーは診査手術でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂していることが判明し、シーズン終了になったと発表している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、医師は診査手術を行った際にミラーがACLを断裂しているのを発見し、修復が必要になったという。以前に受けたMRIなどの画像診断ではそのような損傷が十分に確認できなかったため、医師はミラーの外側半月板と軟骨の損傷を治療するだけでいいと考えていた。
サンクスギビングデーに実施され、デトロイト・ライオンズに勝利した試合で負傷したミラーだが、当初は深刻なダメージを避けたと考えられていた。また、ミラー本人もシーズン第14週に組まれているニューヨーク・ジェッツ戦に間に合うように復帰したいと考えてすらいた。ケガの悪化を防ぎ、ポストシーズン進出に向けてできるだけ健康な状態で復帰する可能性を高めるべく、ビルズはすぐにミラーを故障者リザーブ(IR)に登録し、じっくりと回復する時間を与えている。
1カ月間の休養期間を得たミラーには、半月板と軟骨の問題を解決するための手術を受ける時間があった。残念ながら、それがシーズン終了を意味する手術となっている。
ミラーは水曜日に『Twitter(ツイッター)』に投稿した映像の中で次のように語った。「すぐに戻るさ。メンタル的にはこれ以上ないほど良い状態だし、それが大部分を占めていると思う。俺に同情しなくていい。残念だったね、とも言わないでくれ。そういうのは一切いらない。(なぜなら)俺は良い調子だからだ。自分がいかにタフであるかをチームメイトに示す機会にワクワクしている。俺がどれほど懸命にやっているか、これが俺にとってどれほど重要な意味を持っているかを示すのも楽しみだ。みんなを愛しているし、感謝している。すべての愛と敬意を込めて。まばたきするなよ、ベイビー!」
Don’t Blink!!.. I’ll be back! Better than ever! #BillsMafia I love you guys! Thank u pic.twitter.com/BigU2dmxoH
— Von Miller (@VonMiller) December 7, 2022
「まばたきしないで!!.. 俺は戻ってくる! 今まで以上に良くなってな! #BillsMafia みんな大好きだ! ありがとう」
今シーズン、6年1億2,000万ドル(約163億7,076万円)の契約に見合った結果を出してきたミラーは、通算でサック8回を記録し、常にパスラッシュでチームに影響を与えてきた。33歳でありながら、ビルズで過ごす初めてのシーズンでいまだに全盛期と変わらない活躍を見せていたミラー。彼が離脱すれば、ビルズは最高のパスラッシャーを失うことになる。
ビルズにとって幸いなのは、残っているラッシャーたちは戦う準備ができていることだ。ディフェンシブエンド(DE)のグレッグ・ルソーやA.J.エペネサ、シャック・ローソン、そしてノーズタックル(NT)エド・オリバーは、相手パサーに一貫してプレッシャーをかけられるグループを形成している。
しかし、ミラーは2年連続でスーパーボウルタイトル獲得を目指すチャンスを失ってしまった。2022年シーズンの残りは、遠くからチームメイトを応援することになるだろう。
【RA】