2023年プロボウルゲームズのスキルコンペティションが明らかに
2023年01月13日(金) 20:45現地11日(水)、NFLは『Verizon(ベライゾン)』提供2023年プロボウルゲームズでAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)とNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のプロボウルプレーヤーたちが腕を競う8つのユニークな競技を発表した。ラスベガスで2日間にわたって行われるスキルチャレンジは、テレビ向けの一大イベントとしてアメリカ東部時間2月2日19時20時30分に『ESPN』で初めて生放送される。この競演は2月5日に続き、この日には初めてのNFLフラッグフットボールゲームが行われる予定だ。AFCチームを率いるのはペイトン・マニング(AFCヘッドコーチ)、レイ・ルイス(AFC守備コーディネーター)、ディアナ・フローレス(AFC攻撃コーディネーター)、NFCチームを率いるのはイーライ・マニング(NFCヘッドコーチ)、デマーカス・ウェア(NFC守備コーディネーター)、バニータ・クラウチ(NFC攻撃コーディネーター)という面々となっている。
木曜日はインターマウンテン・ヘルスケア・パフォーマンス・センター、およびラスベガス・レイダース本部と練習施設、日曜日はアレジアント・スタジアムを舞台として行われるプロボウルゲームズのスキルコンペティションは、“American Ninja Warrior(アメリカン・ニンジャ・ウォリアー)”や“Hell’s Kitchen(ヘルズ・キッチン)”、“The Titan Games(ザ・タイタン・ゲームズ)”などのテレビ番組のプロデュースで知られる『A. Smith & Co. Productions(A.スミス& Co.プロダクション)』の手によって生み出される。
ラスベガスのアレジアント・スタジアムで日曜日に実施されるイベントは、東部時間15時から18時に『ESPN』および『ABC』によって放映され、チケット所有者はリーグでも最高の選手たちによる7対7のフラッグフットボール3試合や音楽パフォーマンスなどの祭典を生で観戦可能だ。
毎年開催されるAFCとNFCの競演に恒例の催しとして、NFLのトッププレーヤーたちはファンに人気の、新しくなったプロボウルスキルコンペティションに参加し、フットボールやそれ以外での能力を発揮する。
<2月2日(木)>
エピック・プロボウル・ドッヂボール
複数のラウンドからなるクラシックなドッヂボールには、5名の選手からなる4チームが登場。競技は両カンファレンスのオフェンス対ディフェンスからはじまり、AFC対NFCで締めくくられる。最初の試合ではAFCの攻撃陣がAFC守備陣と対決してAFCの勝者を決定。第2試合ではNFC攻撃陣がNFC守備陣と対戦し、NFCの勝者が決まる。最終試合ではAFCウィナーとNFCウィナーが対峙し、いずれのカンファレンスが3ポイントを獲得するかを競う。
ライトニング・ラウンド
今年の新しい催しで、各カンファレンスは16名のプレーヤーを選出し、3パートから成る勝ち抜き戦に挑む。最後には1人の選手が勝ち残り、自分のカンファレンスに3ポイントを持ち帰る。最初のイベントは“ライトニング・ラウンド――スプラッシュ・キャッチ”。各カンファレンスでチームメイトを組み、次第に増えていく距離から水風船を投げ合う。すべてのトスを成功させたペアが、第2フェーズに進む。パート2は”ライトニング・ラウンド――ハイ・ステークス”。カンファレンスの代表として最終ラウンドに進むべく、プレーヤーたちはJUGSのマシーンから飛んでくるパントをキャッチする。最後の挑戦は“ライトニング・ラウンド――スリル・オブ・スピル”。勝ち残った選手たちは相手カンファレンスのヘッドコーチの頭上にあるバケツに設置されたターゲットを狙う。最初にバケツを相手ヘッドコーチに落としたチームのカンファレンスに3ポイントが入る。
ロンゲスト・ドライブ
各カンファレンスから4名ずつの選手が、ゴルフボールをティーオフして遠くまで飛ばす。それぞれの選手に3回のスイングのチャンスがあり、フェアウェイの両サイドにある境界線内で最も遠くまでボールを飛ばした選手が自分のカンファレンスに3ポイントを持ち帰る。
『EA SPORTS Madden NFL 23 Mobile(EAスポーツ・マッデンNFL23モバイル)』提供プリジション・パッシング
各カンファレンスを代表する3名のクオーターバックが1分間でできるだけ多くのターゲットにボールを当て、正確性を競う。参加者全員の中で個人得点が最も高かったクオーターバックが勝者となり、所属カンファレンスに3ポイントが与えられる。固定されているものやロボットによって動くダミー、ドローンに設置されたものを合わせ、全部で10のターゲットがあり、それぞれに1点から5点が配分されている。また、60ヤードのロングトスバケツがあり、これに成功した場合の得点は10ポイントだ。
『Uber Eats(ウーバーイーツ)』提供ベスト・キャッチ(第1ラウンド)
各カンファレンスから2人のプレーヤーが参加し、創造性や発想、才能を生かしてベストキャッチを競う。木曜日に実施される第1ラウンドでは、選手たちはラスベガスのアイコニックな場所で見応えのあるキャッチを披露することになる。ファンはオンラインで投票し、各カンファレンスから1人の選手を選ぶ。最も多くの票を得た選手たちが、日曜日のファイナルラウンドで雌雄を決する。
<2月5日(日)>
『Uber Eats(ウーバーイーツ)』提供ベスト・キャッチ(ファイナル)
日曜日には各カンファレンスで最も多くの票を獲得した選手が直接対決。セレブリティーたちから成るジャッジの前でパフォーマンスを披露する。ジャッジから最も高い点数をつけられたパスキャッチャーが勝者となる。
グリッドアイアン・ガントレット
力、スピード、敏捷性を競う対戦型のリレーレース。それぞれのカンファレンスから6名の選手が出場し、4パートで構成される試練に挑む。各パートは40ヤードから成り、一連の壁を突破するセクション、壁を登ってテーブルの下をくぐるのを繰り返すセクション、タイヤランを経て、ブロッキング・スレッドでレジェンドコーチをフィニッシュラインまで運べばゴールだ。
キック・タック・トゥ
各チームのキッカー、パンター、ロングスナッパーが巨大な三目並べ(ティック・タック・トゥ)でそれぞれのスキルを競う。最初に3マスを直線でつなげたチームか、計5マスを取ったチームが勝者となり、カンファレンスに3ポイントを持ち帰る。
ムーブ・ザ・チェーン
4チーム(それぞれのカンファレンスに2チームずつ)が重量のある壁を引き、力やスピード、アイデアを戦わせる。各チームには5名の選手が参加し、重量を持たせた壁をできるだけ速く、ファーストダウンチェーンを使って引っ張る。2本先取したチームが3ポイントを獲得。
プロボウルゲームズ・スキルコンペティションの得点は累積し、日曜日に実施させるフラッグフットボールの試合に持ち込まれる。プロボウルゲームズの得点計算は下記のように行われる。
◆各スキルコンペティションで勝利したカンファレンスはチーム全体得点に3ポイントを加算。8競技で計24ポイントが獲得可能。
◆日曜日に実施される最初の2回のフラッグフットボールゲームでそれぞれ勝利したカンファレンスには、チーム全体得点にそれぞれ6ポイントを加算。計12ポイントが獲得可能。
◆スキルコンペティションと最初の2回のフラッグゲームの得点がまとめられ、3回目及び4回目のフラッグゲーム開始時の得点に加算される。この2試合でプロボウルゲームの勝者を決定。
『ESPN』のコメンテーターやフィールドレポーターには数多くのスターが起用される。木曜日と日曜日のイベントを通じて楽しさを追求し、プロボウルプレーヤーたちと自然発生的なやりとりをしてインタビューやコメントをとっていく彼らのプランについては、近い内に発表される予定だ。
2023年プロボウルゲームズはベライゾンの提供によって開催される、1週間におよぶAFC対NFCの競演だ。今年はフラッグフットボールにスポットライトを当てた新たなフォーマットで行われる。1週間におよぶプログラムを支えるべく、NFLはESPNやペイトン・マニング、そしてESPNとの共同制作でエミー賞を受賞した“Monday Night Football with Peyton & Eli(マンデーナイト・フットボール・ウィズ・ペイトン&イーライ)”や、『NFL Films(NFLフィルムス)』の協力で高い評価を得た『ESPN+』の“PLACES(プレーシーズ)”の制作やエグゼクティブプロデュースを行った企業である『Omaha Productions(オバマ・プロダクション)』と提携する。ペイトンとイーライのマニング兄弟は、それぞれAFCとNFCのヘッドコーチも務める。
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