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コルツがQB指名を検討する中、自分の役割を“予想”しないQBミンシュー

2023年03月21日(火) 13:05


フィラデルフィア・イーグルスのガードナー・ミンシュー【AP Photo/Tony Gutierrez】

先週、ベテランクオーターバック(QB)の入れ換えを実施したインディアナポリス・コルツはマット・ライアンをカットし、ライアンよりは若手のガードナー・ミンシューと1年契約を締結した。

ミンシューは現地17日(金)、先発の座を争うことになるという約束はされておらず、ただ新しい環境で懸命に取り組む準備ができていると明かしている。

「本当に何も予想していない」と語ったミンシューは「懸命に取り組んで楽しむためにここへ来た。毎日そうしていれば、最終的にいい結果につながると思っている」と続けた。

コルツはドラフト全体4位指名権で質の高い新人クオーターバックを獲得すると予想されている。トレードでよほどのこと――QBラマー・ジャクソンの獲得?――がない限り、コルツは高順位のドラフト指名権を使用することで、クリス・バラードGM(ジェネラルマネジャー)時代に続いているQBの交代劇を終わらせるだろう。

もしそうなれば、ミンシューは新人にオフェンスを教えるのに貢献し、必要に応じて先発するベテランの人材となるはずだ。

今オフシーズン、26歳のミンシューは今のところ、仮定のシナリオについて言及することに興味を示していない。

ミンシューは「まず、仮定することは常に危ないゲームだ。すでに言ったように、俺は懸命に取り組んで、自分にできる方法でチームに貢献するためにここに来た。だから、どんな役割であろうと、精一杯やるつもりだ」と強調した。

オフシーズンにおける現時点までのコルツの動き――あるいは動きのなさ――が疑問視されているのは当然だと言えるが、ミンシューを加えることは完全に理にかなっている。

ジャクソンビル・ジャガーズでの2シーズンで20試合に先発出場したミンシューは、コルツのヘッドコーチ(HC)に就任したシェーン・スタイケンと共に、この2シーズンをフィラデルフィア・イーグルスで過ごしていた。イーグルス在籍時はわずか9試合しか出場しておらず、先発を務めたのは4試合だが、ミンシューはシステムとスタイケンHCについて熟知している。それは加入する可能性のある新人QBを含め、オフェンス全体の移行を後押しするはずだ。

「シェーンとまた一緒に仕事ができることに興奮している」と話しているミンシューは次のように続けた。「彼のことはコーチとしてだけじゃなくて、1人の人間として、ものすごく尊敬している。ヘッドコーチとしてどうなっていくのか、とても楽しみだ」

「クオーターバックとプレーコーラーは、同じ考えを持っていなきゃいけない。彼は、俺たちに必要なこととか、プレーごとに何を期待し、望んでいるのかを定義するのがすごくうまい。とても詳しく説明してくれる。そのおかげで当てずっぽうでやることが減るし、理にかなっていれば、ルールの中でさらに自由に動けるようになる」

【RA】