シーホークスのドラフト外新人WRボボがロースター入りへ強力なアピール
2023年08月25日(金) 14:54シアトル・シーホークスのソーシャルメディア界隈は「#MoreBobo」を求めている。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)出身でドラフト外から加入したワイドレシーバー(WR)ジェイク・ボボは、トレーニングキャンプのただの参加者から一躍、北西部の話題の人となった。
「本当にありがたい」とボボはファンからのサポート、特に「#MoreBobo」のハッシュタグについて話した。
「どうしてこんなにサポートを受けられるのかよくわからないけれど、確実に俺を後押ししてくれている。おかげでもっと良くなろうと頑張れるし、このチームに残るために努力できる」
デューク大学で4シーズンを過ごした後、ボボはUCLAに転校し、ヘッドコーチ(HC)チップ・ケリーのオフェンスで活躍した。2022年には57回のキャッチで817ヤードとタッチダウン7回を記録。しかし、ドラフトの週末にはボボの名前は呼ばれなかった。
ボボはシーホークスと契約し、着実にチーム内での地位を上げている。
シーホークスHCのピート・キャロルは『The Associated Press(AP通信)』に「ジェイクは今、かなり調子がいい」と語り、こう続けた。「彼は素晴らしい仕事をしている。試合でたった数プレー良い動きをしているのではなく、練習でもずっといい成績を残している。彼はとても安定していると言っていい。だから、試合で彼があんな風にプレーするのは驚きではない。フィールドでしっかりとプレーを決めているから、これから彼がどうなるか本当に楽しみだ」
キャロルHCはこれまでにもドラフト外選手のためにロースターを空けてきた実績がある。ダグ・ボールドウィン、ジャーメイ・カース、そしてプーナ・フォードといった選手たちは、ドラフト外での指名を受けた後、シーホークスで重要な役割を果たしてきた。
「チームに来るまでは、この組織がドラフト外選手をどう評価しているのか、ちゃんと理解していなかった」とボボはコメントし、こう続けている。
「もちろん。今はその感覚が少しずつわかってきた。チームメイトたちと同じように話題になるだけでも光栄だ。でも結局のところ、やるべき仕事があるんだ」
身長6フィート4インチ(約193cm)のボボは、競り合いのプレーでも確実にボールをキャッチする体格と技術を持っている。プレシーズンの2試合で、ボボは6回のターゲットでレシーブ5回、98ヤードとタッチダウン(TD)1回を記録。その中には、29ヤード、28ヤード、19ヤード(タッチダウン)、15ヤードといった大きなプレーも含まれている。プレシーズン2試合目でジーノ・スミスらとプレーしたことは、ボボのロースター入りの可能性が高まったことを示した。
キャロルHCは「彼はうまく流れに乗っているように見えるし、違うように考える理由もない」と述べ、次のように続けている。
「彼は一貫性があり、タフで、本当に賢くて洞察力がある。彼は実際、今のところチームに良い影響を与えている」
シーホークスはレシーバーポジションが充実している状態でキャンプに入ったが、現時点でボボが最初の53人のロースターに選ばれなければ、それは期待はずれとなるだろう。ドゥウェイン・エスクリッジがシーズン序盤の6試合の出場停止処分を受け、ジャクソン・スミス・インジグバ、ダリキ・ヤング、コーディ・トンプソン、マット・ランダースのケガによって、ボボがチームに選ばれるチャンスが広がっている。
【KO】