レイブンズQBジャクソンや49ersのRBマカフリーらが月間最優秀選手に
2024年01月12日(金) 13:5712月および1月にNFLのトップスターとして輝いたのは誰なのか? リーグは毎月、その月の栄誉を称える選手を発表している。今回の月間最優秀選手は下記の通りだ。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門月間最優秀選手
ラマー・ジャクソン(QB/ボルティモア・レイブンズ)
ボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンはMVP投票で最も多くの票を集める可能性が高いが、それより前に称賛を受けている。レギュラーシーズン最終戦を欠場したにもかかわらず、ジャクソンはそれまでの試合でAFCオフェンス部門月間最優秀選手賞を得るのに十分すぎるほどの活躍を見せた。ジャクソンは最後の4試合でパス123回中79回を成功させて(成功率64.2%)タッチダウンパス11回、インターセプト2回を記録。また、その間に俊足を生かしてランでも247ヤードを稼いでいる。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門月間最優秀選手
クリスチャン・マカフリー(RB/サンフランシスコ・49ers)
シーズンを通して素晴らしい活躍を見せてきたサンフランシスコ・49ersのランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーは、シーズン最後の5試合でもやはり輝いていた。その5試合で、万能なマカフリーはタッチダウン5回(ランで3回、レシーブで2回)を記録し、695スクリメージヤードを稼いでいる。トップシードを保持する49ersをけん引しているマカフリーは、5試合で520ランヤード、レシーブ19回で175ヤードをマークした。
AFCディフェンス部門月間最優秀選手
デレク・スティングリーJr.(CB/ヒューストン・テキサンズ)
2022年ドラフトで全体5位以内の指名を受けたヒューストン・テキサンズのコーナーバック(CB)デレク・スティングリーJr.は、自分のペースをつかみつつあり、さらに調子を上げている。テキサンズがプレーオフへの返り咲きとAFC南地区タイトル獲得を目指して突き進む中、スティングリーJr.はその傑出したプレーで極めて重要な役割を果たした。12月と、テキサンズがプレーオフ進出を確定させた1月のインディアナポリス・コルツ戦で、スティングリーJr.はタックル19回、パスブレークアップ9回、インターセプト3回、タックルフォーロス1回を記録した。
NFCディフェンス部門月間最優秀選手
アントワーヌ・ウィンフィールドJr.(S/タンパベイ・バッカニアーズ)
多くの人からプロボウル候補と見なされていたタンパベイ・バッカニアーズのセーフティ(S)アントワーヌ・ウィンフィールドJr.は、シーズン終盤に調子を上げ、オールプロ級の活躍を見せた。ウィンフィールドJr.はバッカニアーズがNFC南地区制覇を果たす上で欠かせない存在となり、シーズン最後の6試合でタックル41回、サック4回、タックルフォーロス4回、パスブレークアップ4回、フォースドファンブル3回、インターセプト2回、ファンブルリカバリー1回をマーク。ウィンフィールドJr.はフィールドを縦横無尽に動き回り、毎回の試合で好成績を残した。
AFCスペシャルチーム部門月間最優秀選手
サム・マーティン(P/バッファロー・ビルズ)
バッファロー・ビルズがAFC第2シードを確保すべく巻き返しを図っていたシーズン終盤に、パンター(P)サム・マーティンは大きな役割を担っていた。12月から1月にかけて、マーティンは17回のパントを蹴り、そのうち11回を20ヤードラインの内側に決めている。その割合(64.7%)はその間におけるNFLで最高の記録となった。また、マーティンは最高で61ヤードのパントに成功し、パント平均48.2ヤードをマークしている。
NFCスペシャルチーム部門月間最優秀選手
ブランドン・オーブリー(K/ダラス・カウボーイズ)
ダラス・カウボーイズのキッカー(K)ブランドン・オーブリーは初めて臨んだ試合ですべてのフィールドゴールを成功させるという完ぺきな形でNFLキャリアを開始した。最終的には2回のフィールドゴールを外したが、それでもオーブリーの活躍は素晴らしかったと言えよう。プロボウルに選出されたオーブリーは12月と1月に58得点を挙げている。また、オーブリーはその間に16回中14回のフィールドゴールを決め、そのうち50ヤード以上のキックは5本すべてを成功させた。また、エクストラポイントは16回中16回成功と、パーフェクトな成績を収めている。
オフェンス部門月間最優秀新人選手
プカ・ナクア(WR/ロサンゼルス・ラムズ)
ワイドレシーバー(WR)プカ・ナクアは輝かしいレギュラーシーズンの最終戦で、レシーブ数とレシーブヤードの新人記録を樹立した。しかし、その歴史的な成功だけにとどまらず、ナクアはロサンゼルス・ラムズがプレーオフに返り咲くきっかけももたらしている。最後の6試合で、ナクアはレシーブ32回、試合平均93.7ヤードを記録し、タッチダウンレシーブ3回もマークした。
ディフェンス部門月間最優秀新人選手
コビー・ターナー(DT/ロサンゼルス・ラムズ)
傑出しているラムズの新人はプカ・ナクアだけではない。ディフェンシブタックル(DT)コビー・ターナーはディフェンシブラインの内側の脅威と化し、ラムズのプレーオフ進出に大きく貢献した。ラムズが5勝1敗を収めたこの6試合で、ターナーはタックル15回、タックルフォーロス4回、そしてなんと5回ものサックを記録し、着実に評価を高めている。
【RA】