チャージャーズが練習用ジャージーに選手の実績を称える特製パッチを追加
2025年06月12日(木) 12:08
ヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーがロサンゼルス・チャージャーズの練習にカレッジフットボールの要素をさらに持ち込んでいる。
就任2年目を迎えたハーボーHCは、選手の実績を称えるパッチを練習用ジャージーに追加する慣習を導入。これは、カレッジチームが選手の功績に応じてヘルメットにステッカーを貼る慣習に似たものだ。
「履歴書みたいなものだ。軍の将校がいろいろなパッチを付けているのを思い出す」と、ハーボーHCはパッチについてチーム公式サイトで語っている。
このパッチはさまざまな実績に応じて獲得することができる。チャージャーズのチームキャプテンをはじめ、エド・ブロック・カレッジ賞の受賞者、ウォルター・ペイトン・マン・オブ・ザ・イヤー(候補または受賞者)、チャージャーズの選手としてプレーオフに出場した選手(金の稲妻)、他チームでプレーオフに出場した選手(白の稲妻)、チャージャーズの記録保持者、NFLの記録保持者、オールプロに選出された選手、そしてチャージャーズのブロック・オブ・グラニット賞受賞者が対象だ。ブロック・オブ・グラニット賞は、ウェイトルームでの選手の功績に対してパフォーマンス部門のエグゼクティブディレクターを務めるベン・ハーバートから授与される。
「いつか彼らはそのジャージーを額に入れて、壁に飾ることができるようになる。そして、自分のことを胸を張って語れるだろう。それはプロフットボール選手として成し遂げた証になる。私はそういうことが好きだ」とハーボーHCは語った。
61歳のハーボーHCは、ヘルメットに貼るステッカーの習慣はプロの世界ではあまり一般的ではないと述べ、チームの功績を称える別の方法を取り入れたかったと明かした。
選手たちにとっては、それが競争心をさらにかき立てる要素となっている。
チームのキャプテンを務め、オールプロにも選ばれているセーフティ(S)ダーウィン・ジェームズは、「まだ胸の右側だけだから、あばらのあたりまで増やしていかないと。まだまだだ。これからもっと増やしていく」
この取り組みはユニークな工夫であり、チャージャーズの練習用ジャージーを特別なものにしている。あとは、装備担当スタッフがこのパッチの追加作業をどう受け止めているかが気になるところだ。
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