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WRハリソンJr.はカーディナルス攻撃陣を「新たなレベルに引き上げる」とQBマレー

2024年06月22日(土) 12:43

アリゾナ・カーディナルスのカイラー・マレー【AP Photo/Ross D. Franklin, File】

アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーは、ルーキーシーズンの活躍が期待されるワイドレシーバー(WR)マービン・ハリソンJr.の可能性に興奮を覚えているようだ。

『ESPN』によると、マレーは「俺たちを新たなレベルに引き上げてくれると思う」と語り、次のように続けたという。「1対1で勝てるような選手がいれば、当然、そいつはそれを実行しきゃならないし、本人もそれを理解している。みんなも分かっていることだけれど、カバレッジの操作とか、そういうことができる選手がいれば、実際にはオープンじゃなくてもオープンになるんだ」

「彼と一緒にそういう連携を築けるのが楽しみだし、彼が本領を発揮すれば、俺たちのオフェンスがリーグトップになると確信している」

マレーがハリソンJr.について話すように、クオーターバックが新人レシーバーについて語るのは注目に値する。かつてWRディアンドレ・ホプキンスがカーディナルスにいた頃のマレーがそうだったように、全幅の信頼を寄せるトップターゲットに強引にパスを出すことをいとわないクオーターバックが、その意思を示したとなればなおさらだ。

カーディナルスがハリソンJr.の名前を書いたドラフトカードを提出した瞬間から、ハリソンJr.は異論の余地なく、チームのトップレシーバーになった。

しかし、自身がルーキーであることを理解しているハリソンJr.は、オフシーズンの初めに実施されたドリルではベテランの後ろに並ぶように心がけていた。春のワークアウトが終わる頃には、ベテラン選手たちはその実力を認め、ハリソンJr.を最前列に立たせるようになっている。

ハリソンJr.は「ここに来たときに偉そうに振る舞いたくなかったんだ。すべてを自分で勝ち取らなきゃならないと分かっていたから、そんな小さなことでも気を遣った。彼ら(ベテラン選手たち)には当然の権利があるから先に行かせたんだ。今では、彼らも俺がチームに何をもたらすかを理解してくれて、前に行かせてくれるようになったよ」とコメント。

ハリソンJr.は3つのレベルすべてで勝利をもぎ取るダイナミックな能力をもたらし、1対1の対決でオープンな状況を作り、カバレッジを引きつけることで他のレシーバーの負担を減らすことができる。ドラフト全体4位指名のハリソンJr.の強みは、攻撃コーディネーター(OC)ドリュー・ペツィングが指揮するオフェンスを完全にオープンにする。

2年目を迎えるコーナーバック(CB)ギャレット・ウィリアムズはハリソンJr.のことを“特別”な選手と評し、こう語った。

「あいつの身長を見てくれよ、それであの運動神経だ。普通、この2つを持ち合わせることなんてない。でも、あいつにはそれがあるし、すべてを簡単そうにやってのける。ボールの追跡能力も抜群で、みんなが言っている通り、あいつはすべてを備えている」

そのすべてとは、レシーバー陣ですぐにリーダーになることも含まれている。

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