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QBラッセル・ウィルソンがピート・キャロルとレイダースで再びタッグを組む可能性を一蹴

2025年02月03日(月) 10:04


ラッセル・ウィルソン【AP Photo/Vera Nieuwenhuis】

プロボウルに10回選出された経歴を持つクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンは2年連続でフリーエージェント(FA)になろうとしているが、ピッツバーグ・スティーラーズに残りたいと繰り返し述べている。

スティーラーズがプレーオフでボルティモア・レイブンズに敗れた後、ウィルソンはスティーラーズに戻ることを“計画”していると語り、“やるべきことはまだたくさんある”とつけ加えていた。

先週、ウィルソンはスティーラーズにとどまりたいという意向を改めて表明している。

現地1日(土)、ウィルソンは『Associated Press(AP通信)』に対して「スティーラーズに戻ることを楽しみにしているし、あとのことはどうなるか見ていこう。ピッツバーグが大好きだ」と語った。

昨シーズン、スティーラーズと1年契約を結んだウィルソンは先発として6勝5敗の成績を残している。ウィルソンはふくらはぎのケガによってシーズン最初の6試合を欠場したが、ジャスティン・フィールズから先発の座を奪うと、ボールを深く投げ込む能力を生かしてオフェンスに勢いをもたらした。しかし、12月中旬にスティーラーズのオフェンスは低迷し、ポストシーズンを含めた最後の5試合では20点以上を挙げることができず、すべての試合で敗れてしまった。

先週、オーナー兼社長のアート・ルーニーはスティーラーズが2025年にウィルソンとフィールズの両方をロースターに残す可能性は“おそらく低い”と明かしている。

ウィルソンがシアトル・シーホークスに所属していた際にヘッドコーチ(HC)を務めていたピート・キャロルは先日、ラスベガス・レイダースのヘッドコーチに就任。キャロルは先週水曜日に、ウィルソンがレイダースの司令塔として選択肢になりうるかどうかを判断するには時期尚早だと述べた。

キャロルの発言の数日後、ピッツバーグに残りたいという希望を繰り返したウィルソンは、キャロルと再会を果たす可能性について話すことを避けている。

「もちろん、ピートは素晴らしいコーチになるだろう。彼は素晴らしい仕事をする人だ。でも、俺はスティーラーズに集中している」とウィルソンは語った。

2024年シーズンは11試合の出場にとどまったにもかかわらず、ウィルソンはスティーラーズでの初年度に2,482パスヤード、タッチダウン16回、インターセプト5回を記録。シーホークス時代にキャロルと共にスーパーボウル制覇を果たした36歳のウィルソンは、13シーズン目を終えた現在も引退するつもりはないようだ。

「幸運にも13年以上プレーできたし、まだまだボールを投げられると思っている」と話したウィルソンは「健康でいることは常に大事だと思う。最高のパフォーマンスを発揮するには健康でいないといけないし、今はとても調子がいい」と続けている。

現時点でウィルソンがスティーラーズと再契約するのか、それとも他のチームに加入するのかは分からない。しかし、ウィルソンは2025年も現役を続ける意向を示し、どこでプレーしたいかも明確にしている。

【RA】