ベン・ジョンソンのベアーズ加入を受け、「同じディビジョンじゃなかったらよかったのに」とライオンズQBゴフ
2025年02月05日(水) 11:18かつてはデトロイト・ライオンズが再建を進める上でのつなぎ役のクオーターバック(QB)として見られていたジャレッド・ゴフだが、自身のキャリアを立て直し、過去3年間で2度プロボウルに選出されるクオーターバックへと変貌を遂げた。
デトロイトでのゴフの復活劇は、ベン・ジョンソンが攻撃コーディネーター(OC)を務めていた3シーズンで実現している。
ジョンソンがシカゴ・ベアーズのヘッドコーチ(HC)に就任したことを受け、ゴフは今後、1シーズンに2度ジョンソンと対峙することになった。
ゴフは週末にプロボウルゲームズの場で『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』に「彼は本当に素晴らしいコーチだ」と話している。
「彼は俺のキャリアに大きな影響を与えてくれた人だ。もちろん、俺は彼の大ファンさ。彼には冗談まじりに“同じディビジョンじゃなかったらよかったのに。そうすれば年に2回も対戦しなくて済むのに”って言った」
ジョンソンが攻撃コーディネーターを務める中、ゴフとライオンズはベアーズに6試合中5試合で勝利してきた。当然、その状況が変わらないことを望んでいるゴフは、次のように語っている。
「彼は素晴らしい仕事をするはずだ。でも、これからも同じディビジョンだから、あまりにも良い仕事はしないでほしいな。俺はいつまでも彼のファンだし、これからも素晴らしい関係を築いていくだろう」
ジョンソンと共に過ごした3シーズンで、ゴフはパス成功率68.1%、1万3,642ヤード、タッチダウン96回、インターセプト31回を記録。また、キャリア通算4度のプロボウル選出を誇るゴフはその期間に2度の選出を果たした。
2024年シーズンにキャリアハイとなる37回のタッチダウンパスとパス成功率72.4%を記録したゴフは、新OCジョン・モートンの下でその成功を継続することを目指している。
ゴフはモートンとある程度面識があり、今後のパートナーシップに楽観的な姿勢を示している。
「俺たちは2022年に一緒にやっていたんだ」とコメントしたゴフは「彼はうちのスタッフのアシスタントだった。その経験もあるし、コーディネーターを務めたこともある。リーグでの経験も豊富だ。彼はたくさんの素晴らしいコーチの下で働いてきた。彼と一緒に仕事をして、どこまで行けるか見てみるのが楽しみだ」と続けた。
ゴフとライオンズは2024年シーズンにスーパーボウル出場を目指していたが、その目標には届かなかった。
今後、ライオンズは再編成し、ジョンソン抜きで再挑戦することになる。
ゴフがモートンの下でどの程度プロボウルレベルのプレーを維持できるかが、2025年のライオンズの主な話題となるだろう。
【RA】