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チーフスTEケルシーがスーパーボウルでの最多キャッチ記録を更新

2025年02月10日(月) 12:10


カンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルシー【NFL】

59シーズンにわたって、カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーほどのキャッチをスーパーボウルで記録した選手はいない。

現地9日(日)に実施されているフィラデルフィア・イーグルスとの一大決戦で記録した3回目のキャッチで、ケルシーは殿堂入りしたジェリー・ライスが保有する、スーパーボウルでの歴代最多キャッチ記録を追い抜いた。

第59回スーパーボウルを迎えるにあたり、ケルシーはこれまで4度のスーパーボウル出場でキャッチ31回を記録。ライス(33回)を抜くのに、あと3回という状態だった。ライスはサンフランシスコ・49ersの選手として出場した4回のスーパーボウルでこの数字をマークしていた。

ケルシーの方が1試合多くかかったとはいえ、史上最高のワイドレシーバー(WR)の、最大の舞台での記録をタイトエンドが抜くということがいかに困難かを思えば、これが見事な記録であることに疑いはない。

このポストシーズンに、ケルシーはライスによる別のプレーオフ記録も抜いている。ヒューストン・テキサンズと対戦したディビジョナルラウンドの試合で、117ヤードゲームを達成したのだ。ケルシーがプレーオフの試合で100ヤードを越えるのは9回目。ライスが記録した史上最多記録とタイになっていたところから、一つ抜け出した。

ケルシーがNFLの歴史上、最も優れたポストシーズンプレーヤーの1人であることは間違いない。ケルシーは日曜日の試合が始まる前の段階で、スーパーボウルでの350レシービングヤード(歴代4位)、ポストシーズンでのキャッチ174回(1位)、ポストシーズンでの2,039レシービングヤード(2位)、レシービングタッチダウン20回(2位)を記録している。

スーパーボウルの伝説的な選手であるケルシーが、また新たな記録を打ち立てた。

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