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イーグルスのロースター構築を称賛するベンガルズQBバロウ

2025年02月14日(金) 14:22


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【Margaret Bowles via AP】

シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウは、チームがフィラデルフィア・イーグルスを見習うことを願っている。それは、ロンバルディトロフィーを獲得するという点だけではなく、いかにロースターを構築するかという点が含まれる。

現地12日(水)に公開されたポッドキャスト“Pardon My Take(パードン・マイ・テイク)”のインタビューで、バロウはイーグルスが主要選手に大金を支払いつつも、チームの核を維持できている点を称賛した。

『Cincinnati Enquirer(シンシナティ・エンクワイヤラー)』によれば、バロウは「イーグルスは全員に支払っている。彼らのやり方が、そうあるべき道に思える」と話したという。
この発言に続いてバロウはベンガルズに、ベテランをチームにとどめるべく、資金を費やすように求めている。ワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズはフリーエージェントになり、NFLのサックリーダーであるディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンも延長を求めている。また、ジャマール・チェイスとの契約も延長する必要があり、この契約はチェイスをNFLで最高額を受け取るワイドアウトにする可能性がある。また、新たにトレードを要求しているラインバッカー(LB)ジャメイン・プラットにも対処しなければならない。

イーグルスのロースターを見れば、上部にQBジェイレン・ハーツ、WRのA.J.ブラウンとデボンタ・スミス、オフェンシブタックル(OT)レーン・ジョンソンらの大物がそろっており、他にも大金が投じられた契約がある。DEブライス・ハフも3年5,100万ドル(約77億8,913万円)の契約を結んだが、この契約についてはほぼ生かされなかった。

イーグルスのジェネラルマネジャーであるハウイー・ローズマンは目利きの能力やトレード――オールプロのLBザック・バウンやセーフティ(S)C.J.ガードナー・ジョンソン――、そして、ドラフトを活用することでスターぞろいのロースターを築きあげた。イーグルスは2人のパワーある新人コーナーを起用しており、スーパーボウル進出を遂げる上でその2人が大きく貢献している。バロウにとっては不運なことに、ドラフトを通じてディフェンシブバックを強化しようというベンガルズの試みは、近年、ほとんど空振りに終わっている。

ベンガルズが現実としてスタープレーヤーの全員に十分な支払いをするには、バロウの契約を調整する必要があるだろう。2年で平均5,500万ドルというバロウの報酬は、リーグで2番目に高い金額だ。バロウの2025年のキャップナンバーは4,625万ドルとなっている。

バロウは自身の契約の扱いについて「一部をサインボーナスにできる。そうすればキャップヒットは低くなる」とし、こう続けた。

「いくらかの金額は契約の終わりに回せる。それでキャップヒットを下げる。契約の最後になったら、再構築して、サインボーナスにすることができる」

それらは有効な選択肢だ。問題は、通常はこういった先送りを行わないベンガルズが、スタークオーターバックの求めに応じるために、その手段をとるかどうかだと言える。

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