TEケルシーに現役続行を願うチーフスDEオメニフ、「こんなふうに終わっちゃいけない」
2025年02月14日(金) 16:30![](https://nfljapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2024/01/30092830/NFL_240130_1.jpg)
カンザスシティ・チーフスのディフェンシブエンド(DE)チャールズ・オメニフには、引退の可能性を考えているタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーに言いたいことがある。“どうか、やめてくれ”と。
『Fox Sports(フォックス・スポーツ)』の“The Facility(ファシリティ)”によれば、オメニフは現地13日(木)に「これがトラブへのメッセージだ。“なあ親友、俺たちは、ここのチーム全体が、こんなふうに終わっちゃいけない”」と話したという。
35歳のケルシーは第59回スーパーボウルでチーフスがフィラデルフィア・イーグルスに40対22で敗れた後、13回目のNFLシーズンに戻るかどうかは“しばらく時間をかけて”考えるつもりだと話していた。
オメニフはケルシーがそう考える理由に理解を示す一方、チーフスがスーパーボウルの敗北から立て直し、新たなレガシーを積み重ねようと努める中で、ケルシーにはまだチームに貢献するだけの力が十分に残されていると考えている。
「“もう終わりだ”って言った瞬間から、彼は殿堂のメンバーなのさ。でも、俺はトラブにはたくさんの力が残されていると思う。トラブはものすごいコンペティター。彼はこのゲームが大好きなはず。彼みたいな見事なキャリアを歩んできてこんな風に終わるのは、俺の考えでは、そうじゃないと思う」とオメニフは言う。
だからこそ、オメニフはケルシーが最後には来季もプレーすると決断すると考えている。まだ終わっていない仕事がたくさんあるのだ。
「だから、彼は戻ってくると信じている。もう1回挑戦するはずさ」
一時は34対0まで点差が開いていた試合で、オメニフにとって最悪の瞬間、そして、もう取り戻せないと悟った瞬間は“ケニー・ピケット(イーグルスのバックアップQB)が出てきたとき”だという。オメニフは敗北に心が乱れているとしつつも、それがチーフスに“いつまでも響くことはない”と話した。
「飲み込むと思うよ。俺たちはそれを飲み込んで、かみつぶして、吐き捨てて、来年の準備を整える」とオメニフ。
チーフスでケガに見舞われつつ数シーズンを過ごした27歳のオメニフは、フリーエージェントになる予定であり、来季にカンザスシティに戻ってくるか分からない状態だ。だが、仮に戻るとすれば、すぐにでもNFLのトップに返り咲くかもしれないシーズンに、ケルシーが一緒にいてほしいと望んでいる。
「戻ってくるメンバーがいる。ラシー(ライス/WR)が戻ってくるのは、オフェンスの力になるね。どんな穴ができようと、(アンディ)リードコーチとブレット(ヴィーチ/ジェネラルマネジャー)は素晴らしい仕事をして、本当に素早くそれを乗り越えるだろう。俺たちがトップに戻れなかった理由を、彼らは1つたりとも見逃さない。だから、一新して、力をたくわえて、またそこに戻るんだ」
QBパトリック・マホームズも、引き続き契約下に置かれる。復帰を検討するケルシーにとって、そこが何よりのセールスポイントになるかもしれない。
「それに、パットがいるだろ。プレーオフに進めるのは間違いない。ケルシーは“ひょっとしたら、行けるかもしれない”なんて状況に戻るわけじゃないんだ。そこに進めるのは確実だって分かっているし、チャンピオンシップゲームにだって行けるかもしれない」とオメニフは話した。
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