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ジャガーズQBローレンスがトレードのうわさを否定、「ピッツバーグには行かない」

2025年02月18日(火) 10:39


ジャクソンビル・ジャガーズのトレバー・ローレンス【Sean Ryan via AP】

先週にピッツバーグ・スティーラーズがジャクソンビル・ジャガーズのクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスのトレードの可否について問い合わせたという報道が出たことを受け、ローレンスはジャガーズが今週にトレードの実施を検討しているとのうわさに対応することを余儀なくされた。

現地17日(月)、『Up & Adams Show(アップ&アダムス・ショー)』に出演したローレンスはトレードが実現する可能性を断固として否定し、自身が当面、ジャガーズの構想に含まれることは保証されているとコメント。また、ジャガーズをプレーオフでの成功に導くことに現在も集中していると強調したローレンスは、次のように話している。

「面白い話だ。俺は何も見ていなかったんだけど、代理人から連絡が来て“こんな記事が出回っている。何もないと思うけど、調べてみるよ”と言われたんだ。俺はそれを見て面白いと思ったけどね。代理人から連絡を受けたとき、ドキッとしたとは言わないけど、何? って感じだった。それから、理解できないなと思った。俺の契約にはノートレード条項があるから、トレードされるとか、そうなりそうな場合は、俺がそれに同意する必要があるんだけど、俺はそうしないつもりだしね」

「ジャクソンビルにいられて幸せだ。ここでスーパーボウル制覇を成し遂げるつもりだし、俺たちにはそれができると思っている。ジャクソンビルを離れたくないし、ここにいられて幸せだ。もちろん、ピッツバーグには行かない」

これは必ずしも驚くべき発言ではない。新ヘッドコーチ(HC)リアム・コーエンも最近採用された攻撃コーディネーター(OC)グラント・ユディンスキーもローレンスと共に仕事をする機会を楽しみにしていると公言しており、現段階で決別する可能性は低いと見られているからだ。

実際、コーエンHCから個人的に連絡を受け、根拠のないうわさだと伝えられたことを明かしたローレンスはこう語った。

「たぶん、報道が出た翌日に、リアムから実際に連絡が来て、“こんなことは言う必要もないが、あれはうちから出た話じゃない”と言われた。俺は、ああそうだろうなって感じだった。だから、俺たちは大丈夫。彼にメッセージを送ってもらう必要すらなかった。俺の中には何の疑いもなかったしね」

両者が同じ認識を持っていることから、ローレンスは自分が望む方向、すなわちケガで短縮されたもどかしい2024年シーズンから立て直しを図ることに集中できる。ローレンスは昨オフシーズンに5年2億7,500万ドル(約417億3,400万円)の契約延長にサインし、NFL屈指の報酬を誇る選手となった。しかし、その投資に対する即時的なリターンは振るわず、ジャガーズは序盤から苦戦し、その後も調子を取り戻すことができなかった。そして、プレーオフへの返り咲きが期待されていたにもかかわらず、4勝13敗でシーズンを終えている。ローレンス自身も長引く肩のケガに苦しめられ、キャリア最低のシーズンを過ごしており、シーズン後半に脳しんとうを起こしたことで4年のキャリアで初めて長期間の欠場を余儀なくされた。

最終的に左肩の肩鎖関節を修復する手術を受けたローレンスは、ケイ・アダムスに対し、まだ回復を目指している“途中”だが、そのプロセスは良好で、3週間前からスリングを外していると語った。

回復すれば、引き続きジャガーズの主力選手となると見られているローレンスは、コーチ陣と共にジャガーズを再びプレーオフ争いに引き戻すために取り組む準備を整えている。

「すでに言ったように、俺たちはジャクソンビルが大好きだ」とコメントしたローレンスは「ここは俺たちのホームだし、フットボール面で達成できていないことがまだまだたくさんある。自分たちが築き上げているものにワクワクしている。未来は明るいし、俺はずっとここにいたいと思っている」と続けた。

【RA】