3種類目のディフェンスを学ぶことになるカウボーイズLBパーソンズ、「それもプロの仕事」
2025年02月18日(火) 11:26
ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズをはじめとするダラス・カウボーイズの守備陣は、2年連続で新たなディフェンスシステムを学ぶことになる。
カウボーイズではコーチ陣の変動が続き、新ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマーの下、昨季限りで退任したマイク・ジマーに代わり、シカゴ・ベアーズの元HCマット・エバーフラスが守備コーディネーター(DC)に就任した。
キャリア最初の3シーズンをダン・クインの下でプレーしたパーソンズにとって、3種類目のディフェンススキームを学ぶことがオフシーズンの最大の課題となっている。
チームの公式サイトによると、パーソンズは先週に「新しいシステムを学びながら、新たなコーチがもたらす変化を、自分のプレースタイルにどうフィットさせるかだ」と語ったという。
「もちろん、3人目のDCの下でプレーすることは簡単なことではないし、頻繁な変更がいいとは言えない。でも、それもプロの仕事だ。適応しなければならない」
昨シーズンにパーソンズはスロースタートを強いられ、ジマーの指揮下でプレーした最初の4試合で記録したサックはわずか1回だった。その後、負傷により4試合を欠場。しかし、復帰後は圧巻のパフォーマンスを見せ、残り9試合でサック11回を記録した。さらに、『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によると、復帰後のQBプレッシャー数は49回を記録したという。システムに順応した後のパーソンズは、シーズン終盤にリーグ屈指の守備選手として活躍している。
カウボーイズにとって2025年のカギをにぎるのは、エバーフラスがパーソンズの持ち味をシーズン序盤から最大限に引き出せるかどうかだ。ベアーズでは結果を残せなかったが、エバーフラスのディフェンス構築力に疑問を抱く者は少ない。どんなシステムでも機能するパーソンズが適応できるかは、大した懸念材料ではないだろう。それよりも、ディフェンス全体に見られる穴をどう埋めるかが2025年の課題となる。
オフシーズンの取り組みについて、パーソンズはパワー強化を目指していると明かした。
「もう少し強くなりたい」とパーソンズは話している。
「もっとパワーもつけたい。オフシーズンプログラムに取り入れたいことがいくつかあるんだ。常に新しいことに挑戦しているし、今回はよりパワーを生かせるようにしたい」
カウボーイズにとって最優先すべき課題は、パーソンズと長期契約を結び、2025年以降もダラスに残留させることだ。
【R】