QBゴフを頼るライオンズOCモートン、「すべてはクオーターバックから始まる」
2025年02月19日(水) 10:35
シカゴ・ベアーズに移ったデトロイト・ライオンズの元攻撃コーディネーター(OC)ベン・ジョンソンは、デトロイトにはすでに“滑走路が作られた”と述べた。新OCジョン・モートンは自身の経験がその基盤をさらに発展させるのに役立つと信じている。
ミシガン州オーバーンヒルズ出身のモートンは、2022年にライオンズのシニアオフェンシブアシスタントを務めた後、過去2年間をショーン・ペイトン率いるデンバー・ブロンコスで過ごしてきた。
現地17日(月)、モートンは『FOX 2 Detroit(フォックス2デトロイト)』のダン・ミラーに対し、過去にクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフと共に仕事をした経験が、オフェンスのインストール方法を決定する上で役立つはずだと話している。
「それは大きいと思う。すべてはクオーターバックから始まるからね」と述べたモートンは「彼のことを知っているし、ここにいたときにクオーターバックルームにいた。だから、彼が何を好み、何を嫌うかが分かる。それはプレーコーラーとして重要なことだ。選手たちが戻ってきたら、彼のことをもっと知り、彼が特に気に入っているプレーや、ここで彼らがうまくやっていることを把握していくつもりだ」と続けた。
モートンはジョンソンが指揮を執っていたときと同様に、オフェンスはクオーターバックを“基盤”とするものになると改めて強調している。55歳のモートンはニューオーリンズ・セインツで元QBドリュー・ブリーズと共に過ごした日々を振り返り、殿堂入りが確実なクオーターバックを中心にオフェンスを構築することが一貫性を保つカギになっていたと語った。
2017年にトッド・ボウルズ率いるニューヨーク・ジェッツの攻撃コーディネーターとしてプレーコールを担当していたものの、1シーズンで解雇されたモートンは、その後の7シーズンでプレーコールを担う役職に就いてこなかった。モートンは今後、自身がプレーコールを担当することを認めた一方で、重要なのは慣れ親しんだ部分を継続し、スキームに“選手の意見”を取り入れることだと繰り返している。
「ここではすでに哲学が確立されている」と強調したモートンは「私の仕事は単純にダン(キャンベルHC/ヘッドコーチ)が望むビジョンを継続させることだ。いくつかの部分を調整し、どのように改善できるかを見ていくことになるだろう」とつけ加えた。
モートンは得点ランキングで1位に輝き、NFL屈指の独創的なスキームを採用しているオフェンスを引き継ぐことになる。モートンは新攻撃コーディネーターとしてデトロイトに戻ってから適切な発言をしてきたが、そのプレーコールとスキームがジョンソンのものとどう異なるかは、レギュラーシーズンが始まってみないと分からない。
【RA】