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バックアップQBガロポロの残留を望むラムズHCマクベイ、「ぜひ戻ってきてもらいたい」

2025年03月05日(水) 11:51


ロサンゼルス・ラムズのジミー・ガロポロ【Melina Pizano via AP】

ロサンゼルス・ラムズは少なくとももう1シーズン、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードをチームに留めることを決めた。ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは、バックアップQBのジミー・ガロポロについても同様に残留を望んでいる。

現地3日(月)、マクベイHCは「ぜひ戻ってきてもらいたい」と語った。

「もちろん、これまでマシューの件で多忙を極めていたが、それがわれわれの希望であり、そうなることを期待している」

「とはいえ、彼に関心を寄せるチームが出てくるかもしれないし、それに値する選手でもある。だが、もし“ジミーに戻ってきてもらい、(攻撃コーディネーター)デイブ・ラゴーンやマシュー、他のメンバーと共にわれわれのQBルームにいてほしいか”と聞かれたら、答えは間違いなくイエスだ」

常にポジティブな姿勢を崩さないマクベイHCが、ジミーGの残留を望んでいると言うのは当然のことだろう。契約下にある他のQBがステットソン・ベネットのみのラムズにとって、ガロポロでなくともベテランQBの確保は必要不可欠だ。

ガロポロの状況は、今オフシーズンのフリーエージェント市場におけるQBポジションの層の薄さを浮き彫りにしている。サム・ダーノルドが最有力候補とされる中、ジャスティン・フィールズ、ラッセル・ウィルソン、ジェイミス・ウィンストン、ジャコビー・ブリセットらが新天地を探している。

ラムズの一員としてガロポロが昨シーズンに唯一出場したのは、マクベイHCが主力を温存したシーズン第18週のシアトル・シーホークス戦で、いわゆる消化試合だった。結果は敗戦だったが、堅実なパフォーマンスを見せたガロポロは41回のパスアテンプトのうち65.9%を成功させ、334ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回を記録している。

この試合を足がかりに、ガロポロは新たな先発のチャンスを得ることはできるのか。元先発QBのダーノルドのように、シーズン最終戦の消化試合に出場した後、キャリアを復活させるパターンをたどるのか。それとも、マクベイHCのもとでプレーしていた時のベイカー・メイフィールドのようになるのか。

今シーズンのフリーエージェント市場とドラフトを見ても、ガロポロはQB市場のワイルドカードになり得る存在だ。もし他チームとの交渉がまとまらなければ、ラムズに戻り、安定したバックアップとしての役割を担うことになりそうだ。

【R】