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コマンダースにトレードされたWRサミュエル、49ersとの「わだかまりは一切ない」

2025年03月05日(水) 11:53


ディーボ・サミュエル【AP Photo/Eakin Howard】

サンフランシスコ・49ersは先週末にワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエルとその契約を手放し、見返りに5巡目指名権を獲得した。ワシントン・コマンダースへの移籍が決まったベテランのサミュエルは、古巣に対して恨みはないと強調している。

「49ersのことは心から愛している。それは彼らも分かっているはずだ」とサミュエルは現地3日(月)夜にSNSでコメントした。

「(ジェネラルマネージャー/GM)ジョン・リンチと(ヘッドコーチ/HC)カイル・シャナハンを心から愛しているし、わだかまりは一切ない。彼らが俺を選手として、そして1人の人間として成長させてくれたことに本当に感謝している。ただただ愛しかない」

ここ数シーズン、サミュエルと49ersの間には摩擦があったとされる。29歳のサミュエルは、2024年シーズンの自身の起用法に不満を漏らしており、チーム側も以前から懸念を抱えていたと報じられている。

しかし、今回のトレードに対するサミュエルの反応を見る限り、そうした問題はすべて水に流すつもりのようだ。

依然としてYAC(ヤードアフターキャッチ)を稼ぐ脅威であり続ける一方で、その他のパフォーマンス低下が指摘されていたサミュエルにとって、2024年シーズンのもうひとつの懸念材料は体重だった。サミュエル自身も昨季、公式体重より約4.5kg重かったことを認めている。

「実際は102kgあった」とサミュエルはSNSで明かした。

「今シーズンが待ちきれない。新たなスタート、新たな自分だ」

公式体重を約97.5kgとしていたサミュエルのコンディション管理は、これまでも課題とされてきた。昨年は肺炎やケガに苦しみ、それが体重増加につながった可能性がある。また、モチベーションの低下も指摘されていたが、今回のトレードによってその懸念は払拭されたと見ていいだろう。

2025年シーズンにコマンダースで新たなスタートを切るサミュエルは、移籍先での挑戦を心から楽しみにしているようだ。

【R】