シーホークスで6シーズンを過ごしたWRメットカーフがトレードを要請
2025年03月06日(木) 08:51
数名のワイドレシーバー(WR)がシアトルを離れるようだ。
現地5日(水)、D.K.メットカーフがトレードを要請し、シアトル・シーホークスが取引の可能性を探ることに同意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。
今回のニュースは、シーホークスが10シーズン在籍したベテランWRタイラー・ロケットを放出したと発表してから1時間も経たないうちに伝えられている。
メットカーフは2024年シーズンを経てトレードを要請。そのシーズンに、メットカーフは以前ほど頼られる場面が少なくなり、15試合に出場してキャッチ66回で992ヤード、タッチダウン5回という数字にとどまった。チームは10勝7敗と勝ち越したものの、プレーオフ進出を逃している。また、昨季はWRジャクソン・スミス・インジグバが台頭したシーズンでもあり、スミス・インジグバはキャッチ100回で1,130ヤード、タッチダウン6回をマークし、パスゲームでより脅威となる選択肢になれることを証明した。
シーホークスは10勝を挙げたものの、メットカーフは他チームでの機会に興味を示しており、どのチームと合うかという憶測が飛び交い始めている。シーホークスが選択肢を検討するにあたり、グリーンベイ・パッカーズは理にかなった候補として頻繁に名前が挙がるはずだ。パッカーズではランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスがチームに真のナンバー1レシーバーがいないと認めている。
メットカーフが退団する道を模索する中、そのような組み合わせは理にかなっていると言えるが、ニューヨーク・ジェッツがベテランWRデイバント・アダムスを放出した今、レシーバーとチームを単純に組み合わせればいいわけではない。アダムスは2025年にグリーンベイに戻るのが最善の選択肢だと考えている可能性がある。アダムスの移籍先としてもう1つ考えられるのはラスベガス・レイダースであり、そこではかつてメットカーフが所属するシーホークスでヘッドコーチ(HC)を務めていたピート・キャロルが指揮官を務めている。
2024年シーズンは1,000ヤードを突破できなかったものの、メットカーフに注目が集まるのは間違いないだろう。2025年ドラフトでは有望なレシーバーが少ないと見られている上に、プロボウルに2回選出された経歴を持つ27歳のメットカーフはまさに全盛期にあり、競争力の高いチームで活躍する準備が整っている。
メットカーフの現行契約が障害となる可能性はあるが、克服できないものではないだろう。メットカーフは3年間(710万ドル/約10億5,732万円が計上される2026年を含む)のボイドイヤーを含む契約の最終年にあたる2025年に、キャップスペース上で3,180万ドル(約47億3,562万円)を占める予定だ。シーホークスは6月1日までにトレードを行えばキャップスペースで約1,100万ドル(約16億3,811万円)、6月1日以降であれば1,800万ドル(約26億8,054万円)を節約できる。
シーホークスがメットカーフに関する問い合わせを受けることに同意したことで、うわさが急速に広まることが予想される。
【RA】