チャージャーズが9シーズン在籍した5度のプロボウラーであるOLBボサを放出
2025年03月06日(木) 14:09
9シーズン、107試合、72.0回のサックを経て、アウトサイドラインバッカー(OLB)ジョーイ・ボサがロサンゼルス・チャージャーズの選手ではなくなった。
現地5日(水)、チャージャーズがプロボウルに5度選出された経歴を持つボサを放出したと発表。
この動きにより、チャージャーズはサラリーキャップで2,536万ドル(約37億8,335万円)を節約することになる。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによれば、チャージャーズはボサに1,236万ドル(約18億4,394万円)のロースターボーナスを支払うことになる1週間前に放出したという。
2016年NFLドラフト全体3位でサンディエゴ・チャージャーズから指名されたボサは、本拠地がロサンゼルスに移転される前からチームに所属していた最後のメンバーとなっていた。
ボサの退団に伴い、チャージャーズは約9,100万ドル(約135億7,779万円)のキャップスペースを持った状態でフリーエージェント(FA)期間を迎えることになる。
ボサは昨シーズンにも退団する可能性があったものの、OLBカリル・マックと共に契約を再構築してチームに残留した。マックはフリーエージェントになる予定だが、ボサの退団はマックのロサンゼルス残留を示唆している可能性がある。
29歳のボサに関しては、弟のニックが所属するサンフランシスコ・49ersに移籍する可能性がすぐに思い浮かぶだろう。NFLネットワークのイアン・ラポポートが報じたその可能性は選択肢の1つとなるはずだ。
ジョーイ・ボサは2024年シーズンにチャージャーズに残留したが、水曜日のニュースは長い間、予想されていたことだった。
ボサはこの3シーズンで背中、股関節、足の負傷に悩まされ、わずか28試合しか出場していないにもかかわらず、サラリーキャップに大きな影響を与えていた。
チャージャーズが新たにジム・ハーボーをヘッドコーチ(HC)に迎え、プレーオフへの返り咲きを果たした2024年シーズンに、ボサは3試合を欠場し、先発は9試合にとどまった。ボサはタックル22回、サック5回、フォースドファンブル2回を記録している。
ボサが退団すれば、昨季に9試合に先発してサック数(8.5回)でチームトップに立ったOLBトゥリ・トゥイプロトゥが大きな役割を担うことになるのは間違いないが、マックが再契約するかどうかはまだ不明だ。
ボサはこれまでに10回以上のサックを4シーズンでマークしてきたが、最後にそれを成し遂げたのは2021年シーズンだ。通算サック数(72回)でレスリー・オニール(105.5回)に次いでフランチャイズ史上2位につけているボサは、チャージャーズのプレーオフ進出に3回貢献している。ボサがチャージャーズの一員として最後に臨んだ試合はワイルドカードラウンドのヒューストン・テキサンズ戦で、最後のサックを記録したのもその試合だった。
ボサが次にどこでサックを記録するかはまだ分からないが、大物選手はフリーエージェント市場に向かっている。
チャージャーズでスター選手として活躍してきたボサにどれほどの力が残っているかも不明であり、ボサの獲得を検討するチームはそれを見極めることになるだろう。
「ジョーイ、すべてに感謝している」
thx for everything, joey 💙 pic.twitter.com/PY5ilrLZGb
— Los Angeles Chargers (@chargers) March 6, 2025
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