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コマンダースがLBボビー・ワグナーと1年最大14億円で再契約

2025年03月07日(金) 11:08


ワシントン・コマンダースのボビー・ワグナーとタンパベイ・バッカニアーズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Jason Behnken】

ラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーはアメリカの首都にとどまる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが、ベテランラインバッカーのワグナーが最大950万ドル(約14億0,565万円)の1年契約でワシントン・コマンダースに戻ってくることになったと、情報筋の話を元に伝えている。この契約には800万ドル(約11億8,462万円)の保証金が含まれるという。

新たな契約はワグナーの尽力に報いるものだ。2024年に元シアトル・シーホークス守備コーディネーター(DC)のダン・クインを追う形でワシントンにやってきたワグナーは、およそ606万ドル(約8億9,648万円)の保証金を含む契約にサイン。急浮上しつつあるコマンダースで2024年に10回目のプロボウル選出を果たし、オールプロのセカンドチームにも指名されたことで、ワグナーは以前にワシントンが断じた以上の価値があることを証明し、保証金が200万ドル(約2億9,587万円)近く上昇する結果となった。

クインヘッドコーチ(HC)の初年度にチームが必要としていたベテランとなったワグナーは、2013年と2014年のシアトル時代からよく知るスキームの元で、ユニットをけん引する役割を担った。ワグナーを擁するコマンダースは予想を超えるパフォーマンスを発揮。チームの個々のメンバーの力から想定される以上の結果を残し、ワイルドカードに進出した後にタンパベイ・バッカニアーズとデトロイト・ライオンズを倒すという番狂わせを演じた末、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でフィラデルフィア・イーグルスに敗れた。

34歳のワグナーは、まだ多くの力が残されていることを証明した。スーパーボウルまであと一歩のところで敗北した苦みと共に、そのワグナーがコマンダースに戻ってくる。

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