ジャガーズが3シーズンを共にしたTEエバン・エングラムをリリース
2025年03月07日(金) 11:09
ジャクソンビル・ジャガーズが現地6日(木)に実行した動きは、ワイドレシーバー(WR)クリスチャン・カークのトレードにとどまらなかった。
ジャガーズが2度のプロボウラーであるタイトエンド(TE)エバン・エングラムにリリースの意向を伝えたと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話として報じている。
また、ジャクソンビルはWRデビン・ダバーネイとコーナーバック(CB)ロナルド・ダービーもリリースすると、ペリセロ、ならびにNFLネットワークのイアン・ラポポートが報じた。
エングラムが2023年にキャッチ114回、963ヤード、タッチダウン4回を記録してプロボウルに選ばれたことを踏まえれば、そのリリースは驚きだった。とは言え、昨シーズンにはその選手生命も終わりに近いことが示唆されている。関節唇断裂によって2024年の出場数が9試合に限られたエングラムは、試合平均獲得ヤードで25位に終わったオフェンス内で、キャッチ47回、365ヤード、タッチダウン1回にとどまった。
ダグ・ペダーソンヘッドコーチ(HC)の指揮下、チーム復興のカギとして努めたエングラムだが、負傷によってシーズンが終了したこと、そして、首脳陣が交代したことで、ジャガーズ時代に幕が下りている。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、6月1日(日)以降にリリースされた場合、エングラムの放出はキャップ上で大きな節約――正確には1,548万ドル(約22億8,937万円)――になるという。
新ジェネラルマネジャー(GM)のジェームズ・グラッドストーンが組織の運営を担う今、ジャクソンビルは最大のキャップヒットになる2人(エングラムとカーク)を送りだして未来のためにキャップスペースを広げることで、急速なロースター再構築を試みている。
700ヤード越えのシーズンが3回、プロボウル選出が2回という実績を持つエングラムは、オープンマーケットで関心を集めることだろう。
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