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ジェッツとQBジャスティン・フィールズが2年58億円の契約へ

2025年03月11日(火) 09:40


ピッツバーグ・スティーラーズのジャスティン・フィールズ【Todd Rosenberg via AP】

ニューヨーク・ジェッツがアーロン・ロジャースの代わりとなる選手を見つけた。そして、これまでとはまったく異なる方向に向かっている。

現地10日(月)、ジェッツがクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズと3,000万ドル(約44億0,240万円)の保証を含む2年4,000万ドル(約58億6,986万円)の契約を結ぶと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。

これは、ヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンとジェネラルマネジャー(GM)ダレン・ムージーによる新体制の下で、ジェッツがこれまでに獲得した最大のフリーエージェント(FA)だと言える。クオーターバックに関する動きが急速に進む中、フィールズはロジャースの起用に失敗して大きく方向転換を図ろうとしているチームで先発のチャンスを得ることになった。

ラン能力の高さで知られるフィールズは、昨シーズンをピッツバーグ・スティーラーズで過ごし、開幕直前に負傷したラッセル・ウィルソンの代わりに6試合に先発したものの、ウィルソンの復帰後はその座を奪われた。それ以降、フィールズは限定的な場面で起用されたものの、チームがシーズン終盤に苦戦した状況でも先発の座を取り戻すことはできなかった。

先週に26歳の誕生日を迎えたフィールズは、昨シーズンに10試合に出場(うち6試合に先発出場)し、パス161回中106回を成功させて(成功率65.8%)、1,106ヤード、タッチダウンパス5回、インターセプト1回を記録。また、キャリー62回で289ヤード、タッチダウン5回とランでも活躍した。

フィールズはこれまでに一度もジェッツと対戦したことがないが、グレンHCはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区時代にフィールズと何度か対峙しており、当時、シカゴ・ベアーズに所属していたフィールズはデトロイト・ライオンズを相手に何度か素晴らしい走りを見せていた。また、フィールズはムージーGMがデンバー・ブロンコスのフロントオフィスにいた際、ブロンコス相手にキャリアハイとなる335ヤード、タッチダウン4回を記録している。フィールズはジェッツに加わることで、オハイオ州立大学で2年間チームメイトだったワイドレシーバー(WR)ギャレット・ウィルソンと再会することになる。

ベアーズから2021年NFLドラフトの1巡目(全体11位)で指名されたフィールズは、キャリアを通して50試合に出場(うち44試合に先発出場)し、7,780パスヤード、タッチダウン45回、インターセプト31回を記録。さらに、ランで2,509ヤード、タッチダウン19回をマークしている。

【RA】