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イーグルスがSガードナー・ジョンソンをテキサンズにトレード、Gグリーンを獲得へ

2025年03月12日(水) 08:57


フィラデルフィア・イーグルスのC.J.ガードナー・ジョンソン【Cooper Neill via AP】

セーフティ(S)C.J.ガードナー・ジョンソンが3年連続でオフシーズンにチームを変えることになった。

現地11日(火)、フィラデルフィア・イーグルスがガードナー・ジョンソンをヒューストン・テキサンズに送り、その見返りとしてガード(G)ケニヨン・グリーンを獲得すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが報じている。また、イーグルスは2026年ドラフト5巡目指名権を得る代わりに、テキサンズに2026年ドラフト6巡目指名権を送る見込みだ。

双方に利益をもたらすと見られるトレードにおいて、イーグルスは豊富な経験と実績に加え、セカンダリーを強化する万能性を持ち、ジャクソンビル・ジャガーズとの契約に合意したエリック・マレーの代役を務めることができるセーフティをテキサンズに送る。その代わりに、テキサンズで期待に応えられなかったグリーンを獲得し、新天地での再起に賭ける見込みだ。

イーグルスが期待外れの結果を残した元ドラフト1巡目指名選手に再起のチャンスを与え、その成果を得たことは過去にもあった。オフェンシブラインコーチのジェフ・スタウトランドは2024年に、かつてドラフト1巡目指名を受けたマカイ・ベクトンを驚くほど効果的なガードに育て上げている。オフェンシブラインマンの指導者として高く評価されているスタウトランドは、グリーンにも同様のポテンシャルを見出しているようだ。

スーパーボウル制覇を成し遂げた直後、イーグルスのジェネラルマネジャー(GM)ハウイー・ローズマンはその栄光に甘んじることなく、セカンダリーに若手がそろっていることによってトレード市場で価値がある27歳のガードナー・ジョンソンを移籍させる柔軟性を持てることを認識。ベクトンがフリーエージェント(FA)市場の動向を見守る中、すぐに代わりとなる選手を探し始めたローズマンGMは、元1巡目指名選手には依然として多くの可能性があると信じ、グリーンを低コストで獲得する見込みだ。

【RA】