ベンガルズがWRチェイスおよびヒギンズとの契約に合意、いずれも4年の契約延長へ
2025年03月17日(月) 13:19
シンシナティ・ベンガルズがワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイス、およびティー・ヒギンズとの契約延長の内容に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地16日(日)に報じた。
チェイスの契約は4年1億6,100万ドル(約238億0,192万円)になると、ペリセロは伝えている。これにより、チェイスはクオーターバック(QB)以外の選手の中で、NFL史上最高額の支払いを受ける選手になる。一方、ペリセロによれば、ヒギンズは4年1億1,500万ドル(約171億0,637万円)の契約に合意しており、ダイナミックなデュオが維持されることになるという。
チェイスの超大型契約は、その活躍にふさわしいものであり、長い時間をかけて達成されたものだ。最初の4シーズンのすべてでプロボウルに選出されたチェイスは、2024年シーズンに初めてオールプロに選ばれた。
チェイスとベンガルズは昨年のプレシーズンに長期契約について話し合っており、その交渉の中で、チェイスはケガを回避するために、トレーニング期間中に一時ホールドインを実行。しかし、話し合いは書面にサインするところまで至らなかった。
すでに見事な実績を残しながらも、昨シーズンにさらに爆発的なパフォーマンスを見せてキャッチ127回、1,708ヤード、タッチダウン17回でレシービングの三冠を達成したチェイスは、その価値に見合うだけの報酬を必要としていた。
ベンガルズ残留が決まったチェイスは、ルイジアナ州立大学時代までさかのぼるクオーターバック(QB)ジョー・バロウとのパートナーシップをさらに継続していく。まだ25歳ながら、チェイスはキャリア通算でキャッチ395回、5,425ヤード、タッチダウン46回をマークしている。
チェイスの加入より1年前、バロウと同時に2020年にベンガルズにやってきたヒギンズも、長い道のりをたどって大型の契約を手に入れた。昨シーズンに、5シーズンで4回目の900レシービングヤード突破を果たしたヒギンズは、キャリアハイのタッチダウンキャッチ17回をマークし、ベンガルズでのトータルをキャッチ330回、4,595ヤード、タッチダウン34回としている。
ヒギンズの最大の障害はつねにケガであり、2024年も5試合を欠場。それが、チームからフランチャイズタグを2度指定される一因になっていたと見られる。
しかし、長期契約がタグに代わった今、ヒギンズはしばらくの間、NFLでも最高のWRデュオの一角として、チェイスと並ぶことになる。
こういった状況に、バロウが喜んでいるのは間違いない。バロウは繰り返し、オフェンスのコアになる部分を維持したいとの希望を述べていた。
チェイスとヒギンズのタンデムを防ぐ側にあたる他のチームからすれば、朗報とは言えないだろう。
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